セールスフォースの成果・連携、次々披露

2007年12月11日(火)

[ 65 号]

 11月28日、29日の2日間、SaaSベンダーや各種団体が一同に集結し、SaaSに関する最新情報を紹介する「SaaS World 2007」(主催・株式会社IDGジャパン)が開催された。


 今年3月に催された初のSaaS専門イベント「SaaS World Conference & Demo 2007」を受け、第2回目を迎えた今回のテーマは「ビジネスソフトウェアの革命!~次世代標準へ~“On Demand is in Demand”」。株式会社セールスフォース・ドットコムやソフトバンクBB株式会社、マイクロソフト株式会社など、計50社がコンファレンスや展示を通じ、SaaSの具体的な可能性を示した。

 初日、開幕記念講演に続いて登壇したのは米国セールスフォース・ドットコムのCMO(最高マーケティング責任者)、クラランス・ソー氏。「A New Force for Innovation-SaaSからPaaS(Platform-as-a-Service)へ」と題し、「ソフトウェアの終焉」からオンデマンドCRMアプリケーション「Salesforce」の有効性、注力の「PaaS」戦略と、同社の展望をデモ交えて説明した。

 全世界38100社以上の導入社、90万以上のユーザーを抱える同社だが、8年間で図った「Salesforce」のバージョンアップは24回。都度100以上の新機能追加を行ない、不断のイノベーションの結果としての構築であるとした。オンデマンド・プラットフォーム「Force.com」の例に、米国ウォルト・ディズニー社が活用するキャラクター管理アプリケーションを紹介。デモでは、ユーザーインターフェースをカスタマイズするための「Force.com」の注目機能「Visualforce」も披露した。

 展示会場では、ソフトバンクBB株式会社が、SoftBank携帯電話で「Salesforce」と連携可能なSaaSアプリケーション群「MoobizSync2.0 for AppExchange」や「Salesforce Mobile」、開発段階となる、携帯電話のカメラで撮影した名刺情報を「Salesforce」に自動格納する「写名刺 for Salesforce(仮称)」を紹介。また、法人向けASP/ダウンロードサービス「TEKI-PAKI」の新ラインアップ「メールサービス by P-BERRY」も出展した。

TDCソフトウェアエンジニアリングが提供する『MoobizSync2.0 for AppExchange/SoftBank Edition』を使えば、外出先からでもソフトバンク携帯でSalesforceのサービスを利用できる

TDCソフトウェアエンジニアリングが提供する『MoobizSync2.0 for AppExchange/SoftBank Edition』を使えば、外出先からでもソフトバンク携帯でSalesforceのサービスを利用できる


 その他、日本SGI株式会社はSaaS型リモートアクセスサービス「DesktopVPN」や、対話型リッチコンテンツ統合プラットフォーム「VizImpressenVision」を展示。株式会社オプトは、広告効果測定システム「ADPLAN」を始めとするシリーズを展開するなど、各社独自の取り組みを掲げた。

 前回時2300名程であった動員者数も、今回3958名と大幅増。株式会社IDGジャパンは、来春に近畿地方での開催も検討している模様で、SaaSへの関心は高まるばかりだ。
( 森村康久 )

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