注目される与信管理のASPサービス展開(後編)

2007年07月10日(火)

[ 44 号]

リスクモンスター株式会社 代表取締役社長 菅野健一氏

リスクモンスター株式会社 代表取締役社長 菅野健一氏


 来年4月よりJSOX法が施行されるが、限られた時間の中でいかに内部統制プロジェクトを成功に導くかが課題となる。

 そんな中、与信管理をASPで提供するリスクモンスター株式会社のJSOX法に対応した内部統制支援システム「優統制倶楽部」は今後注目すべきサービスである。日米SOX法に対応した企業コンサルティングに実績のあるマネージメント・パワー・エクスチェンジ株式会社(代表取締役社長・宇佐美豊氏)との共同開発で生まれた。米SOX法の簡便化傾向と、JSOX法の動向を踏まえ内部統制に必要不可欠な機能を装備し、簡単で低コストを実現したシステムである。

 内部統制の3点セットと言われる中の「業務記述書」「業務フロー図」は、「評価対象業務におけるリスクとコントロールの洗い出し」を行ううえでの基礎資料でしかなく、財務報告に関わる内部統制に本当に必要とされるのは、リスクアプローチに基づくリスクとコントロールの洗い出し。優統制倶楽部のサービス対象範囲は、「全社レベル」「決算プロセス」「業務プロセス」「IT統制」で、統制要素もサポートする。監査的な観点であらかじめ登録してある業務プロセスから自社に見合った選択ができ、「仕入」「支払」などの業務テンプレートを並び替えることで対応するリスクとコントロールが抽出できるのだ。抽出されたリスクには、「IT対応」「手動」など実際の対応レベルをチェックし一元管理。リスクコントロールの自動推奨機能としてリアルタイムでナレッジも可能である。
もう既に、企業選別は始まっている
 リスクモンスター株式会社の菅野健一社長は、JSOX施行後の企業をとりまく環境について語る。「取引する企業や業務委託先の内部統制の状況をきちんと会計士に説明しないと取引できなくなる。内部統制をしていない下請け会社は淘汰される可能性があります。実際、我々もISO、ISMS、Pマークをもっていない企業には外注しなくなりました」

 今、企業姿勢は更に問われ、もう既に企業選別が始まっているのだ。

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