
「歴史ゾーン」と「未来ゾーン」の2館体制。「歴史ゾーン」では、越後屋呉服店の座売りのイメージを再現。建物内で、越後屋印の陣笠や扇子、はっぴなど越後屋グッズを陳列(下画像参照)。無料で配布する。(「歴史~」が先行オープン)「未来ゾーン」では、リアルの三越オンラインショッピングへリンクする誘導看板や各種サービスのWebサイトへリンクする誘導看板を設置(「未来~」は順次公開予定)
大人気の『セカンドライフ』だが、個人的にはしっかり乗り遅れた。筆者の新しモノ好きを知る友からも「まだやってないの?」と不思議がられている始末。原因は分かっている。あれにもなりたい、これもやってみたいと欲張りな性格ゆえに、第二の人生のキャラ選びに、間違いなく迷うから。日本版公開を待ちつつのんびり構えていたのだが、『三越がセカンドライフに「越後屋呉服店」を再現』というニュースを目にした瞬間、このところマイブームにしている「江戸文化探求」魂に火がついた。
三越「セカンドライフ」店は、7月19日に日本語エリア“Japan Islands”の中心部にオープン。日本の百貨店の出店は三越が初めてとのことで、同社では、新しいビジネスモデルの構築にチャレンジすると同時に、お客様との接点を増やし、三越オンラインショップや実店舗への誘導を図りたいとしており、1年後の来客数は12万人、リンクによるサイトの売上目標は開店1年後で4000万円を目標としている。

老舗と疑似体験を楽しむ3D仮想空間~伝統とITのコラボレーション……具体的にどのような形になるだろうか?
「三越は、1996年にホームページを開設するなど、IT化にはいち早く対応してました。今回の出店に関して、当初は物販を実施しません。実際の店舗サービスの窓口として、多くのお客様に楽しんでいただき、三越に触れていただく機会になればいいと思っております。サイトに再現する呉服店は、昔あったものをそのままという訳ではありません。史実100%は、やはり無理です。創業約340年という歴史から、当社が持つ、過去の資料や資産を生かしながら、仮想世界を作り上げていく予定です。創業当初からの精神と言いますか、伝統に裏打ちされたところを出していけたらと考えています。配布するアイテムなども歴史と現代の融合をイメージしながら制作し、反応を見ながら拡大していきます」(株式会社三越コーポレート推進室 広報)

サイトのターゲットは限定してはいないが、イメージとしては40~50代の「上質で豊かな暮らしを求める」人たちに向けてのおもてなしを心がけていきたいとのこと。100%完璧な再現は無理だというが、サンプル画像を見る限り、江戸マニアの期待は高まる。どうせなら、同じ日本橋にあった高級料亭で、落語にもなっている「百川(ももかわ)」や設立当初の「吉原」(1657年明暦の大火で台東区に移る前は、日本橋人形町あたりにあった)も再現されたりしたら嬉しいのだが……こいつあ、無理な相談か。
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吉岡里美
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