日本テレビ、セカンドライフで収録した番組放送開始

【Second Life Information】

2007年10月10日(水)

[ 56 号]

 セカンドライフで収録されたテレビ番組の放送が、日本テレビで10月3日深夜から始まった(関東のみ)。初回はセカンドライフと島の紹介を兼ねたもので、本格的な展開は次回以降となるようだ。テレビの仮想世界活用企画といえば、テレビ東京の「テレトロ祭り」やTBSの「世界陸上」、フジテレビの「世界柔道」などがあったが、日本テレビはレギュラー番組での活用ということで、試みの目新しさに留まらない活用を期待したい。

番組で使われた収録場所。初回はここから島内を散策

番組で使われた収録場所。初回はここから島内を散策


 セカンドライフ以外の仮想世界に関しても動きが出てきている。先ごろはフジテレビが仮想世界サービス企業であるスプリュームとココアへそれぞれ出資することが報道された。企画としてのみならず、出資という関わりであるだけに本気度が伝わってくる。これはテレビ局が持つコンテンツの活用を模索する「新しい取り組みのひとつ」としてとらえられているようだ。

併設されたカフェ。島民になれるなどコミュニティ形成にも力が入れられている

併設されたカフェ。島民になれるなどコミュニティ形成にも力が入れられている


 その意味では、テレビ局が持っているコンテンツをより多面的に楽しむためのバックストーリーを語るメディアとして仮想世界を活用することも考えられる。南カリフォルニア大学シネマ・アート・スクール教授のScott Fisher氏によれば、仮想世界のようなバーチャル環境での物語には「バックストーリーが重要」という。逆にいえば、しっかりとしたバックストーリーを持った世界観を体験するメディアとして、仮想世界は最適ということになるのかもしれない。
( THE SECOND TIMES編集長 箱田雅彦 )

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