「セカンドライフ」「meet-me」「スプリューム」、今注目のキーマン3人へのスペシャルインタビュー。セカンドライフ・メタバース・3Diの専門ポータルサイトである「THE SECOND TIMES」編集長・箱田雅彦氏がナビゲートする。
日本にとって2006年が仮想世界前夜だとすれば、2007年は「仮想世界元年」と呼ばれる年になるかもしれない。
2006年後半から日本でも徐々に盛り上がりを見せてきた仮想世界サービス。その代表的なサービスのひとつである米リンデンラボ社のセカンドライフは、2006年10月に世界で100万アカウントを超え、現在は1000万アカウントを抱えるまでになっている。だが、日本では当初この動きをどう理解し、扱うべきか、様子見の状況が続いていた。これについては、各メディアやブログでMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)などとの違いや、これまでのウェブページによる二次元のインターネットに対する三次元のインターネット「3Dインターネット」の概念の説明などが語られていた時期であった。そこでは、いわゆるオンラインゲームと比較したユーザー活動に対する自由度の高さなどが評価される一方、いくつかの課題が示された。例えば、ユーザーがセカンドライフ内で操作するアバターのデザインや操作性、そして一般家庭にとってはまだまだ高い、必要PCスペックなどが挙げられていた。
しかし、こうした課題を持ちながらも、セカンドライフでは個人や企業による様々な試みが展開され、少しずつではあるが当初言われていた課題を克服しつつあるようだ。
グローバルな展開を目指す仮想世界
また、セカンドライフ以外の仮想世界サービスにも、国内外で頭角を現すものが出始めてきた。
例えば、セカンドライフと同じく2003年に始まった老舗の「There」は、MTVにプラットフォームを提供し、独自の仮想世界構築をサポートしている。「There」はサービス開始当初よりアーティストによる仮想世界内でのライブを行ったり、昨年からは仮想世界内で映像作品を撮影する「マシニマ」のコンテストを開催するなど、カルチャー面での活動サポートが目立つ。中国の「HiPiHi」は今年、日本のngi groupから新たに出資を受けて日本を含むグローバルな展開を目指すとともに、いち早く仮想世界サービスの相互運用を提唱している。ヨーロッパでも、ドイツの「Twinity」、スペインの3Dコミュニティスペース「Zed City」などが新たにサービス開始を発表し、盛り上がりを見せ始めた。また、IT関連以外からも米ウォルト・ディズニーが子供向け仮想世界サービス「Club Penguin」を買収するなどの動きがあり、注目を集めている。
国内でも多くのサービスが現れてきた。より日本ユーザーに適したサービスデザインで新しい表現手法を提供する「meet-me」、オープンエンドな設計によって既存のウェブインフラを使った展開が可能な「スプリューム」、同じくプラットフォーム提供を主とし、オープンソースを活用して開発された「Jin-sei」、SNSとの組み合わせによって新たなコミュニケーションを提案する「ViZiMO」、家庭用ゲーム機でのサービス提供を予定するソニー・コンピュータエンタテインメントの「Home」など、それぞれに特徴を持って進められている。
この「仮想世界大特集」では、これらの仮想世界サービスの中から「セカンドライフ」「meet-me」「スプリューム」の3者に話を聞いた。
セカンドライフ・メタバース・3Diの専門ポータルサイト
THE SECOND TIMES (http://www.secondtimes.net/)
セカンドライフなどのメタバース/仮想世界/3Dインターネットをテーマとしたポータルサイト。ビジネスユーザー、個人ユーザーに向けてニュースコンテンツやスポットガイド、特集記事、コラムなどを日々、幅広く提供している。箱田氏が編集長を務めている
(
THE SECOND TIMES 編集長 箱田雅彦
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