GPS機能を活用したスタンプラリーサービス「Ittemia」開始

2007年06月26日(火)

[ 42 号]

Ittemia(イッテミア)http://ittemia.jp

Ittemia(イッテミア)http://ittemia.jp


 株式会社日立製作所イッテミア開発チームは、6月7日、携帯電話のGPS機能を活用した、スタンプラリー2.0サービス「Ittemia(イッテミア)」(以下イッテミア)を開始した。

 イッテミアは、携帯電話のGPS機能を用いた利用者参加型のインターネットサービス。ユーザーは、各自推薦するスポットを地図上に「目的地」として自由に指定し、「おでかけミッション」と呼ばれるスタンプラリーを作成して投稿することや、GPS機能を搭載した携帯電話を使用して、投稿されたミッションに参加することができる。

携帯サイト画面。ユーザーが携帯電話を使って現地からリアルなGPS情報を発信する

携帯サイト画面。ユーザーが携帯電話を使って現地からリアルなGPS情報を発信する


 ミッションには、誰でも参加可能。実際に指定された目的地に出向き、携帯電話のGPS機能を使って現地からサイトにアクセスすることで、ミッションの「クリア」となる。達成したミッションは記録として蓄積され、振り返って楽しむことも。その他、ミッションのクリア状況をレポートする「実況中継」機能や、コメントが書き込める「コミュニケーションボード」機能も用意。他ユーザーとの交流を深める場として利用してもらう。

 現時点(6月15日)のミッション数は360件程。各鉄道路線の駅や名所を巡るミッションを始め、飲食店や施設、ドラマのロケ地を巡るミッションなどがある。

 「現在では『ファーストフード日本発祥地めぐり』が人気で、既にクリアされた方もおります。中には、トヨタの『レクサス』のCMが撮影された場所を巡るミッションもあり、投稿されるミッションはバラエティ豊富です」(ソフトウェア事業部・武田氏、以下同)。また、「ユーザーが現地から発信する位置情報は、自らが作成したミッションに足を運んでもらった証明ともなり、フィードバック感を掴めます。そこに喜びを見出すユーザーも多いようです。反響は好感触ですね」と、手応えを感じている。

 GPSはこれまで、ドライブや旅行時に現在地や周辺情報を受信したり、子供の居場所を確認したりする手段として、主に使用されてきた。「利用者はGPSのネットワークから情報を収集する受け手の立場でしたが、イッテミアは逆の発想で、ユーザーがスタンプラリーのコースをデザインし、次々とGPS情報を発信する、GPSの新しい活用方法を提案しています」と語る。

 とはいえ、新スタイルゆえ、まだその用途の広がりについては手探り段階の模様。今後はコミュニティ面を強化する。また、他ユーザーと共にミッションを作成できる機能の追加も検討。サービスの拡充を目指す。

 ユーザーがGPS情報を積極的に発信するサービスの例は他に見られず、これからGPSを用いた新たなサービスの出現が予想され、動向が注目される。
( 森村康久 )

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