iPhone、英国で11月発売

2007年09月26日(水)

[ 54 号]

 アップルは9月18日、ロンドンのアップルストアに於いて、iPhoneの英国発売を発表した。今回独占契約を結ぶことになった携帯キャリアはO2。発売日は11月9日の予定だ。

O2で発表されているiPhone。多言語キーボードがサポートされた。(http://www.o2.co.uk/iphone)

O2で発表されているiPhone。多言語キーボードがサポートされた。(http://www.o2.co.uk/iphone)


 発売されるiPhoneは期待されていた3G版ではなく、これまでと同じGSMで8GBモデル。269ポンド、円に換算して6万円強ということで、少し高い値段が付いている。特筆すべきは今回発表されたiPhoneに搭載された最新ファームウェアで、日本語入力環境がサポートされたことだ。このファームウェアはすでに購入した機種にも適用されると見られ、日本のiPhoneユーザーには嬉しい限りだ。iPod touchの技術はこんなところで活かされている。

 O2は同時にデータプランを発表。18ヶ月契約で料金プランは三つの中から選べる。また、O2が展開する7500の無線LANスポットが無制限利用可能ということで、データ通信用のEDGE普及率の低いイギリスでは無線LANを使ったデータ通信をメインにしたいようだ。

 今回は飛行機嫌いで有名なアップルCEO、スティーブ・ジョブズもイギリス入りしたことから、「何か大きな発表が?」「3G対応?」「ビートルズ楽曲が配信開始?」などの噂も飛んだが、これまでと同じ仕様のiPhoneということで、少し肩すかしを食った感じだ。

 記者とのQ&Aでジョブズは、3Gに対応しない理由を「現在の3Gではバッテリの消費が激しく、連続通話時間が2~3時間しか持たないため。来年後半には5時間程度は持つようになるだろう」と説明しており、今後に期待を持たせた。

 実際、2008年初頭にはバッテリ消費量を抑えた3Gチップセットの登場が予定されている。そのチップを使い、さらにGPSを搭載したiPhoneの噂も浮上している。iPhoneに搭載されているGoogle Mapを活用する上でもGPSは是非とも導入してもらいたいところだ。

 今後iPhoneはドイツ、フランスでの発売も予定されている。中でもフランスはSIMロックが違法とされており、6ヶ月以内に解除しなければならない。とすればSIMフリー版のiPhoneがフランス発売と同時に発表される可能性はある。もっとも、すでにソフトウェア的にもSIMロックを解除できるハックツールなども出回っており、SIMロックは形骸化しつつあるのも事実なのだが。
( 矢橋司 )

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