インデックスとNHKの共同開発「Mojie」胎動

2007年10月23日(火)

[ 58 号]

 株式会社インデックス・ホールディングスの子会社、株式会社インデックスと日本放送協会(以下、NHK)は、10月11日、新たな携帯電話向けの動画コンテンツ視聴用アプリケーション「Mojie」の共同開発を発表した。

 今年5月より「Yomu.TV」の名称にて、両社で開発を開始。テレビ番組が字幕放送で用いるテキストをメタデータとして活用し、「検索」「読む」「観る」の三機能により、携帯電話を通じて番組をオンデマンドで楽しむことができる。NHKが設計に関する技術情報や知識などの提供を行ない、株式会社インデックスが設計・制作を担当。

Mojieサービス概要図

Mojieサービス概要図


 国内でのサービス開始に先駆け、10月8日から12日まで、フランスのカンヌで開催された世界最大の映像コンテンツ見本市「MIPCOM」へ出展。テレビ局や放送局、配給会社など、98ヶ国4200社以上の企業が参加した同展示会において、「Mobile & Inter net TV Awards」で、世界38ヶ国、280プロジェクトの内から「審査員奨励賞」を受賞した。

今年カンヌで催された国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」にて、モバイルテレビ番組のジャンルで優秀作品を選出する「Mobile & Internet TV Awards」で「審査員奨励賞」を受賞

今年カンヌで催された国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」にて、モバイルテレビ番組のジャンルで優秀作品を選出する「Mobile & Internet TV Awards」で「審査員奨励賞」を受賞


 「『MIPCOM』へ出展することで、多くの方々の目に触れ、効果的に認知度を高められるのでは、と考え、先立ってのお披露目となりました。携帯電話での快適な動画視聴スタイルの新規性と利便性、アプリケーションとしての可能性を高く評価していただいております」(株式会社インデックス取締役・渡辺和俊氏、以下同)。

 番組名やキーワードで、番組や視聴したい場面を的確に探し出す「検索」機能に加え、検索結果から選択した番組を静止画とテキストで電子書籍のように閲覧する「読む」機能を搭載。「携帯電話での動画視聴時、短時間で効率よく観たいとのニーズが高く、本技術により、動画の流れの中から情報の自由な斜め読みが可能となります」と、同種他サービスとの差別化を図る。

 また、「観る」機能では、シーンを長時間の動画として、ストリーミング視聴が可能。テキスト・番組共、端末へのダウンロードによって、電波の届かない場所でも閲覧・視聴ができる。「開発開始からこの度の発表までに、ご提供するユーザーや企業様がフレキシブルにご利用いただけるよう、拡張性を向上させております」とのこと。

 引き続きNHKと協同し、年内にサービスインを予定。放送と通信の連携サービスとして、他局やコンテンツホルダへも採用を働き掛ける。「ASPでのご提供を検討し、コンテンツや利用料に関しては、クライアント様のご意向に沿う形となります。企業様の販売促進ツールにも、お役立ていただきたいですね」と、今回の取り組みで、モバイルメディア事業の展開に更なる弾みを付けていく。
( 森村康久 )


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