人事給与パッケージ「System21 SEVEN」を昨年リリースしたソフトウェア企業の株式会社エスピックは2月22日、東京・銀座のJJK会館多目的ホールで「第1回・人財『見える化』セミナー」を開催、30名が参加した。第1部の基調講演ではデジタルハリウッド大学教授で心理学者の匠(たくみ)英一氏が「できる人財をどう『見える化』するか?」と題して、企業が抱える人事評価の課題について分析した。

講演する匠英一氏。氏はネットワーク協議会Eビジネス委員会座長、日本インターネット協会幹事など歴任。05年からデジタルハリウッド大学に就任している
この中で匠氏は「企業の組織形態は従来のトップダウン(縦割り組織)からクロスファンクション(部門横断)へと移行し、さらにネットワーク型組織へと移行している」と指摘。ゴーン体制における日産自動車や松下電器が業績を急回復したのは、クロスファンクション化とVOC(ボイスオブカスタマー)センターの導入により改善と革新のスピードを上げたことによる、と実例を紹介して組織変革の重要性を説いた。
また、そのような組織変革の中での人事評価の在り方について、「過度の成果主義や減点評価では徒労感のみが強まり、社員の働く意欲が損なわれる」とし、心理学者マズローの「欲望の階層」や、同じくダニエル・ゴールマンの「パターン認識力」を引用しながら、「その人の良い所を見つけて引き出し、未来志向・解決志向・自己実現志向へと行動を動機付けることが必要」と訴え、「人財が『見える』とは、働く人のモチベーションを伸ばし、成果を正当に評価できることだ」とまとめた。
続けて第2部「ITで出来る!! 人財の『見える化』」では、エスピック・システム部第3グループの土屋喜勇氏が同社のトータル人事給与パッケージ「System21 SEVEN」を紹介。

トータル人事給与パッケージ「System21 SEVEN」について説明するエスピック・システム部第3グループの土屋喜勇氏。同パッケージの詳細は(http://www.spic-system21.com/)
匠氏の講演を受ける形で、「人財考課のポイントと比重は、開発や生産、営業などの部門ごと、あるいは原価や販売などの管理項目ごとによって異なる。『System21 SEVEN』は185項目にわたる個人情報管理項目を実装し、人財の多角的評価を可能とした」と製品の特徴を解説。
一例として、従業員自らが設定したスキル目標がどれだけ達成できたかを、時系列に従い折れ線グラフで表示できる機能などを示し、「人財の向上心を刺激するのに最適なツール」と製品の積極的な活用方法を紹介した。
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文:斉藤円華、写真:藤村徹
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