高度にウェブが発達した今日、企業の情報セキュリティ対策がますます求められている。自社のウェブサイトが不正に改ざんされたり、社内の情報が不用意に流出したりすれば、その企業の社会的信用は大きく揺らぐ。では、具体的にどんな手を打てば良いのだろうか。
5月14日から16日まで開催される「第5回情報セキュリティEXPO」は、企業の情報セキュリティ対策担当者はもちろんのこと、企業運営の要である経営者にとっても見逃せない内容となっている。

自社にマッチしたソリューションを
会場は「メールセキュリティ」「検疫ソリューション」「フォレンジック(デジタル鑑識)」「ドキュメントセキュリティ」の各ゾーンに加えて、今回より「UTM(統合脅威管理)ゾーン」が新たに加わり合計6ゾーンとなった。
UTMはファイアウォールやVPN機能をベースに、アンチウイルス、不正侵入防御、コンテンツフィルタリングなどの複数のセキュリティ機能を統合した機器のこと。大きな特徴として、これまで複数必要だったハードウェアを一つにまとめることができ、システム管理者の負担を大きく軽減することが可能とされる。
ほとんどの企業がウェブ環境を有し、DoS攻撃や不正アクセスさえ他人事で語れないのが現状だ。しかし一方で多くの中小企業にとっては、情報セキュリティ対策にコストをかけられないのが実情ではないだろうか。
UTMならば先に挙げた特徴により導入コストが低く抑えられ、また運用負担も少なくて済む。中小企業に適したセキュリティ手法といえるだろう。
もっとも、セキュリティ対策の肝要は企業のニーズに適したシステム構築にある。ここが不十分だと、たとえUTMを導入しても使いこなせずに「ただの箱」と化す恐れも十分にあり得る。
その点、今回の「情報セキュリティEXPO」では10数社に及ぶUTMゾーン参加企業のサービス内容を比較することができ、自社に最も適したサービスをチョイスすることが可能だ。
各企業ブースには商談スペースが設けられているので、気になった企業があれば担当者と納得の行くまで相談してみると良いだろう。事前アポイントシステムを活用して、自社の課題に応えてくれる企業を効率よく探すのがお勧めだ。
また展示会場では、出展企業による各種PRセミナーも行われている。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社は15日(木)11時半から「UTMが必要な6つの条件とは?」と題して中小規模環境でUTMを導入し、効果的にセキュリティを維持するためのポイントを紹介する。このほかにも「膨大なスパム・迷惑メールをゼロにする方法」(株式会社日立情報システムズ)など、合計19のセミナーが開催予定だ。いずれも事前申込は不要なので、気軽に参加してみよう。
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斉藤円華
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