今年で5回目を迎えた情報セキュリティEXPO、「情報漏えい」防ぐソリューション一堂に

2008年06月03日(火)

[ 85 号]

 企業では情報漏えい対策が急務となっている。5月14日から16日まで東京ビッグサイトにて開催された「情報セキュリティEXPO2008」は今回が5回目。セキュリティ対策に最適な最新ソリューションが展示され、連日多数の来場者でにぎわった。

次回開催は2009年5月13日~15日を予定している。出展スペースはすでに残りわずかとなっている

次回開催は2009年5月13日~15日を予定している。出展スペースはすでに残りわずかとなっている


 ソフトウェアの脆弱性や不正アクセスなどに関するガイドライン化が進む中、国内企業や団体のどこかで毎日のように起こっている情報漏えい問題。悪意の有無に関係なく、どの企業でもその危険性をはらんでいることを十分に認識していないことが原因だ。

 それは国内に限ったことではなく世界規模の問題と言える。開催初日の専門セミナーでは、アメリカ大統領のセキュリティアドバイザーであり、アメリカの情報セキュリティ技術を牽引する中心人物として名高いシグナサート社CEOのワイアット・スターンズ氏と、インテルコーポレーション副社長兼ビジネス・クライアント事業部長のロバート・クルーク氏を講師に招いて基調講演を行っている。

今回、新たに「UTM(統合脅威管理)ゾーン」が加わった

今回、新たに「UTM(統合脅威管理)ゾーン」が加わった


 会場では、各社とも不正侵入やDoS攻撃などを監視するシステムや暗号化ツールなどを数多く出展し、製品の導入を考えている来場者と具体的な商談へ移る光景が目立っていた。

安心ビジネステーマに出展[日立ソフト]

一際目立つ日立ソフトの出展ブース。真剣な眼差しで説明を聞く来場者の姿が印象的だった

一際目立つ日立ソフトの出展ブース。真剣な眼差しで説明を聞く来場者の姿が印象的だった


 セキュリティソリューションのパイオニアと言っても過言ではない日立ソフトウェアエンジニアリングは、「いつでもどこでも安心ビジネス」をテーマに、落ち着いた雰囲気のオフィス空間をイメージしたブースを出展。 ブース横では数分ごとに同社製品を紹介するセミナーが開催され、毎回景品が当たる抽選会が行われるなど大盛況だった。ブース内では、4000社以上の企業で導入されている『秘文』や手元を離れた情報の流出や使用を防ぐ『活文』のほか、大手銀行でも使用されている指静脈認証システムの『静紋』など7つの情報セキュリティ関連製品が展示され、詳細を聞こうとする来場者で行列となっていた。

指紋よりも認証率が高い静脈認証システム『静紋』。『秘文』との連携で強力なセキュリュティ環境を実現する

指紋よりも認証率が高い静脈認証システム『静紋』。『秘文』との連携で強力なセキュリュティ環境を実現する



 同社営業本部営業企画部宣伝グループの風見かおり氏は、「個人情報保護法などの法律が制定される前から、弊社では情報セキュリティに力を入れてきた」と語る。

 2009年3月期決算から、上場企業に内部統制報告書の提出と公認会計士によるチェックが義務付けられる。企業のIT担当者にとっては、課題解決のための情報収集に有効なイベントとなったようだ。
( 石田絢子 )


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