小島ひろ美氏ら招き「検索連動型広告」を題材にトランスコスモスがセミナー

2008年06月24日(火)

[ 88 号]

 6月12日、トランスコスモスの主催で「女性のインサイトを掴むマーケティング手法とWeb広告運用最適化」と題したセミナーが、丸ビルコンファレンススクエアM+(東京・千代田)で開かれた。今回のテーマは「検索連動型広告」。近年、インターネット広告フォーマットの中で、大きなシェアを占めている。

会場はほぼ満席で女性の参加が目立っていた

会場はほぼ満席で女性の参加が目立っていた


 検索連動型広告は、検索エンジンに入力したキーワードやフレーズに対応した広告が、検索結果ページに掲載されるシステムで、有料リスティングとも呼ばれている。大きな特長は、特定の商品や企業に興味を持つ検索者に、本当に必要かつ的確な広告が提供できるので、通常のインターネット広告よりも高い効果が期待できることだ。

 日本では、2002年にオーバーチュアの「スポンサードサーチ」とグーグル「アドワーズ広告」がサービスを開始。現在も、両社が市場のほとんどを占めている。

 今回講師を務めた「女性のための快適住まいづくり研究会」(目黒区自由が丘1-26-4、会員数4万5835人)代表の小島ひろ美氏は1991年から17年間に渡って女性の立場からマンションの企画協力や購入のサポートをコンサルティングしている。

「シングル向けマンション市場のメインユーザーであるシングル女性は何を求めているのか?」をテーマに、シングル女性のニーズを熱く語る「女性のための快適住まいづくり研究会」代表の小島ひろ美氏

「シングル向けマンション市場のメインユーザーであるシングル女性は何を求めているのか?」をテーマに、シングル女性のニーズを熱く語る「女性のための快適住まいづくり研究会」代表の小島ひろ美氏


 マンションのモデルルームに客足が遠のいていると言われている中、2008年5月にはWeb上からの会員登録数が過去最高を記録した。

 「マンションを購入する女性はというと、キャリア女性をイメージする不動産会社が多いのですが、本当の購入希望者はごく普通のOLさんで、どちからというと良妻賢母型の地味目な感じ(笑)の方なんです」と話し、「ここでつまづいてしまうと、ターゲットの心をつかむキーワードやコピーライティングは期待できません。広告活用にはまず、『マンション購入に興味のある女性とはどんな人なのか?』をきちんと把握することが重要」とアドバイスした。

 小島代表の具体的例を挙げてのレクチャーに続き、トランスコスモスの米満智之氏が、さらに専門的なアプローチ方法を解説。トラフィック分析のみならず、申し込みや購買を行ったユーザーの属性情報、過去に経由した広告や検索キーワードなどを紐付けて分析することが可能な独自ツール「クロスセンサス」を紹介。自社の各種ソリューションを用いることで、ターゲットにマッチし、クライアントの要望にも応える「検索連動型広告」の実現をアピールした。

 なお同社では、今回のようなビジネスに結び付けるためのマーケティング全般をテーマにした実践的セミナーを随時開催している。内容は同社のサービス紹介、最新トレンド情報などさまざまだが、-を効果的に利用することで、売り上げ向上を含めたマーケティング市場拡大のサポートをしていきたいとのこと。

 実際、マンション購入希望者の実像がキャリア女性ではないという小島氏の話は、興味深いものだった。第一線で活躍するビジネスパーソンの話が直接聞けるチャンスだけに、参加してみてはいかがだろう。
( 吉岡里美 )


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