デザインとITの融合をテーマに開催される「DESIGN IT! Forum 2008 ~インタラクションデザインの現在と未来」が今月22、23(金・土)の両日、東京神田のベルサール神田で開催される。主催者のソシオメディア株式会社は、iPhone向けアプリケーションのユーザインタフェース設計などを手掛けるデザインコンサルティング会社。本フォーラムでは、デザインにおけるインタラクション(対話)に焦点を当てる。海外からのゲストとして、インタラクションデザインの第一人者であり、米国アダプティブ・パス社インタラクションデザイナーのダン・サファー氏を招き、インタラクションデザインの今後の可能性を探っていく。

対話の促進、製品が仲介
インタラクションデザインとはあまり聞きなれない言葉だが、実はすでに私たちの身近な所で活躍している。
たとえば携帯電話なら、電話やメールをするのにいちいち取扱説明書をひくことはあり得ないが、そのような直感的な操作を可能としているのがインタラクションデザインだと考えると分かりやすい。ウェブサイトなら、利用者が目的に応じてスムーズにそれぞれのページにたどり着けるように設計するのがインタラクションデザインの役目だし、以前本紙で紹介したソニー銀行の「人生通帳」におけるゲームニクスも、インタラクションデザインの範疇に入るだろう。このように、物やサービスを通じた人同士のコミュニケーションをもっと簡単、スムーズに実現するのがインタラクションデザインなのである。
アダプティブ・パス社は米国内で豊富な実績を持っている。会期中の2日間、ダン・サファー氏はいくつかのセッションを担当するが、とりわけ23日の「アダプティブ・パスにおけるインタラクションデザインの実践~ケーススタディ:ニューヨーク交通チケット自動販売機、Google マップ、Microsoft Office 2007」は、実際にインタラクションデザインがどんな成果を挙げているのかを知る上で聞き逃せない。
また同日にはもう一つ、同氏によるセッション「インタラクティブジェスチャー~タップはクリックの新しいかたち」が開催されるが、ボタン操作やマウスクリックに代わって、iPhoneに代表されるタッチスクリーン、あるいは任天堂Wiiのようなジェスチャー対応インタフェースがインタラクティブデザインにどんな変化をもたらすかを講演する。この分野の最新動向といえる内容だけに、こちらも注目だ。
国内からのゲストでは、六本木アクシスビルやデザイン雑誌「AXIS」で知られる株式会社アクシス取締役の宮崎光弘氏が22日に「デザイニング・エモーショナル・インタラクション」と題してセッションを行う。
フォーラムは有料で、参加費用は2日間で2万5000円。当日参加受付もあり、1日だけの参加も可能だ。参加者には特典としてダン・サファー氏の著書『インタラクションデザインの教科書』(毎日コミュニケーションズ刊)がプレゼントされる。

イベントの詳細は公式紹介ページで http://www.designit.jp/events/
イベント概要
【日時】
8月22日(金)13:00~20:10
8月23日(土)13:00~19:00
【会場】
ベルサール神田(小川町駅などから徒歩2分)
【参加費】
22日・20,000円/23日・10,000円/両日25,000円
【主催】
DESIGN IT!, LLC.+ソシオメディア株式会社
(
斉藤円華
)
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