
W3Cの専任スタッフ、Karl Dubost氏とOlivier Thereaux氏によるセッション
CSS Niteとネクサスアドバンスセミナーは、7月15日(日)・16日(月・祝)の2日間、「The Days of Web Standards[Web標準の日々]2007」を秋葉原で開催した。このイベントは、昨年7月に六本木ヒルズで開催され、Web制作業界では大きな話題となったセミナーイベントで、現在のWeb制作に関するさまざまな技術や話題を、第一線で活躍するデザイナーや開発者が講義するというもの。今回はデジタルハリウッド協賛で秋葉原UDX、デジタルハリウッド大学など3会場に分かれて、64のセッションが行われた。特に初日の15日は、東海・関東地方に季節はずれの台風が直撃し交通機関の乱れが心配されたが、各会場とも席はほぼ満席、立ち見となる講義も相次いだ。
現在、Webに関する技術は多種多様となり、数年前には1社独占であったブラウザも、数種類がシェアを分け合っていたり、クライアントPCやサーバに負担をかけていたシステムも、個々のパソコンのスペック高度化やブロードバンドの普及で変化していたりする。また、携帯電話を使ったネット接続が増加したため、携帯対応に関する技術も無視できない存在となっている。このような状況にいたって、Web制作に関わる技術者が覚えなくてはいけない事柄は、日々増えていくように感じられる。

中村享介氏によるJavascript/Ajax/DOMのセッションでの質疑応答
このイベントでは「Web標準」というものを概念のコアに置き様々な切り口からとらえることにより、デザイナー・プログラマ・マークアップエンジニアなどの作業者がより効率よく作業ができる技術、プロジェクト全体を取り仕切るマネージャー・ディレクターのスキルアップ、そしてユーザの立場に立って考え、導線を意識した企業サイト・営業アプローチの手法などを、講師陣が実地経験に基づいて、それぞれの手法で講義することにより、今まで個人の裁量に任されていた制作フローやアプローチの手法などのテンプレート的なものが見えてくる貴重なイベントという印象を受けた。
当イベントでは、2日間で最大9つのセッションを受講できるようなシステムになっていたが、時間帯が重なってしまって聴講ができなかったという人のために、秋にも「CSS Nite LP4」という小規模イベントにおいて一部の内容の再講義が予定されているという。詳細は主催のCSS Nite(http://cssnite.jp/)まで。
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中野利佳
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