~国内初の大規模実験でICタグ付き入場パス~

『ITpro EXPO2008』開催

2008年02月13日(水)

[ 71 号]

 日経BP社主催のエンタープライズICTの総合展示会『ITpro EXPO 2008』が、1月30日から2月1日まで東京ビッグサイトで開催された。

来場者数は3日間でのべ60,041人

来場者数は3日間でのべ60,041人


 日経BP社が主催した同イベントでは、趣向を凝らした講演会や実験、体験型ブースを設置して情報発信を行った。例えば、日立製作所のミューチップを使ったICタグ付き入場パスを試験導入し、来場者の入退場管理やポイントラリーで国内初めての大規模実験をした。またこのイベントのために、総務省から無線実験局の免許を修得して、ワンセグ・トライアルの独自番組『ITpro EXPO Channel』を放映。その他、特設会場では世間の検定ブームに乗って『ITpro EXPO』検定を実施。出題内容は、業界のホットな話題でもあるアクセンチュアのテクノロジ・キーワード検定やトレンドマイクロのセキュリティ検定、まつもとゆきひろのRuby検定など、ユニークな企画が目白押しで、来場者から好評を得ていた。

 1月31日には、今回が第一回目となる同イベントの目玉『ITpro EXPO AWARD』が発表された。これは、同イベントへ出展される全ての製品やサービスを、日経BP社が発行するメディア10媒体の編集部が取材・審査して優れた製品やサービスを表彰するもの。今回の総出展数240社からエンタープライズ部門で7社、ネットワーク部門で4社、セキュリティ部門で2社、デベロップ部門でも2社が選ばれた。

特別賞には、MS『Windows Server 2008』

 特別賞には、ハイパーバイザー・ベースの仮想化機能や、セキュリティ水準が低いコンピュータをネットワークから排除する機能を搭載した、マイクロソフト株式会社のサーバーOS『Windows Server 2008』が選ばれた。そして、大賞に輝いたのはサイボウズ株式会社のグループウェア『ガルーン2 次期版』。この製品は、それまでの同シリーズで3000人規模向けだったものが、1万人で同時に利用しても数秒以内の応答時間を実現したのが特徴だ。実際に今回のイベント会場で同社は、サーバーに1万人分の負荷をかけた大規模実証デモを行い、多くの注目を集めた。さらに、添付ファイル内の文章からも検索できる全文検索機能も搭載し、どれも簡単に操作が可能となった。サービス開始は今春予定とのこと。

 また同イベントでは、期間中に多数のフォーラムが開催された。その中でも、大盛況だったのが『エンタープライズ・モバイル:2008年我が社の戦略』をテーマに、携帯電話各社が一同に介して行われたICTパネル討論会だ。各社とも2008年は、需要が高まりつつある法人向けの展開に力を入れる方針。特に、新型スマートフォンやモバイルSaaS、ワイヤレス・ブロードバンドなどの定着によって、企業における『内線』としての真価が問われる時代となりそうだ。

ICTパネル討論会の模様。各社とも法人向け携帯電話市場のニーズはより高まると考えている

ICTパネル討論会の模様。各社とも法人向け携帯電話市場のニーズはより高まると考えている


 同イベントは次回、2008年10月15日から3日間の開催が予定されている。
( 石田絢子 )


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