フィッシング詐欺、対策の強化に向けて2割がEV-SSLを検討

2008年08月05日(火)

[ 94 号]

 情報セキュリティやポータル運営事業者をはじめとした25社などで構成するフィッシング対策協議会(事務局:東京.港)は先日、「フィッシングに関する事業者調査報告書」を発表した。昨年11月下旬から同12月上旬にかけて、フィッシング被害の対象となる金融機関やクレジットカード、電子商取引・オークション事業者など212社から回答を得た。

 調査によると、ほとんどの事業者が「被害にあったことはない」(96.7%)としているが、「被害に遭ったが、金銭的顧客被害は未遂」という回答が5件(2.4%)あり、「被害に遭い、金銭的被害もあり」という事業者も1社あった。

 被害防止対策を行っているかどうかを尋ねたところ、7割が「対策をしている」(72.2%)と回答し、業種別では「通販・EC(オークション含む)」が76.9%と高く、金融機関も72.2%が対策済みだったが、このうち証券会社は27.3%、信販会社50%と業務内容によっては温度差も見られた。

 採用している対策については、「SSL」が90.8%と最も多く、「注意喚起や顧客啓発」が80.4%と2つが大半を占めた。このほか、「乱数表カード」36.6%、「フィッシング対策ツール.システム」22.2%、「ワンタイムパスワード」19.6%と続き、「EV-SSL」は7.8%にとどまった。

 今後の対策で強化する内容を聞くと、「ワンタイムパスワード」が27.8%でトップ。続いて「注意喚起や顧客啓発」が23.6%、EV-SSLは20.8%で3位に付けている。


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