レコメンド・エンジン導入

「ナップスター」×「うた・ホーダイ」に

2007年08月21日(火)

[ 49 号]

 インターネットを通じた音楽配信サービスは、今やパッケージ(CD)を凌ぐ形で隆盛し、音楽産業の核になりつつあると言える。中でも日本は、PCへのダウンロードサービスのほかに、娯楽性の高い「ケータイ」が求められている土壌から、携帯への音楽配信が最も盛んな国のひとつであろう。そのため日本の音楽業界は、携帯での配信サービス充実に重点を当て、あの手この手でユーザーの獲得を目指している。「定額制」と「約350万曲の楽曲数」をウリとし、音楽好きの若者の間で人気の高い音楽配信会社ナップスタージャパンも、今年の5月からNTTドコモの楽曲配信サービス「うた・ホーダイ」と提携を開始。月額1980円の聴き放題サービス「Napstar to Go」に加入していれば、無料登録を行なうだけで約30万曲が携帯から直接ダウンロードできるほか、PCから購入した楽曲ならば、すべて携帯に転送可能なシステムを導入している。

「今日のドンピシャ!」をクリックすると、ユーザーのダウンロード実績に応じたオススメ曲を自動的にピックアップ

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 そのナップスターが、7月24日より、「Nap star to Go」×「うた・ホーダイ」の充実度を高めるため、リスナーの趣味の応じた楽曲を自動的に表示するレコメンド・エンジンを新たに設置した。アメリカのMediaUnbound社が開発したこのシステムは、既にPC用エンジンとして5ヶ国で利用されている信頼性の高いもので、リスナーのダウンロードログ(履歴)の解析と、音楽アナリストによる楽曲傾向の分析を組み合わせているのが特徴だ。この「二重」の解析によって、ナップスターが誇る洋楽を中心とした圧倒的なデータベースを最大限に活かすことができ、より確実にユーザーの興味を惹く楽曲やアーティストの提示を行なえるとしている。これらレコメンド情報は、「うた・ホーダイ」の対応サイト「ナップスター♪♪♪No.1」上で常時閲覧でき、オススメ曲をアップする「今日のドンピシャ!」や、「この曲に近い曲を見る」「関連アーティスト」「関連アルバム」などの表示をクリックすると、自動的にリストが生成される仕組みだ。

 音楽好きにとって、フェイバリットなアーティストが影響を受けたミュージシャンや音楽があれば、それを聴きたい欲求に駆られるのは当然である。一昔前ならばレコード屋に足しげく通ったものだが、ナップスターと「うた・ホーダイ」によるレコメンド・エンジンは、そうした欲求を迅速かつ的確に満足させる、音楽配信時代らしいサービスと言えよう。
( 森樹 )


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