タイトーが記念サイトを開設

「スペースインベーダー」誕生30年

2008年03月18日(火)

[ 76 号]

 今から30年前の1978年。家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が発売される5年前に、世の老若男女を虜にしたテレビゲームが登場した。タイトーがリリースした「スペースインベーダー」である。当時はまだ珍しかった、敵側(異星人)から攻撃を仕掛けてくる「双方向型対戦シューティング」として高い戦略性を備えていた本作は、机型の筐体に百円玉を積み上げて何度もトライする者が続出。「名古屋撃ち」なる攻略テクニックそのものが話題となったほか、「インベーダーハウス」と呼ばれるアーケードゲーム専門店が乱立し、結果としてゲームセンターの普及に繋がるなど、その後のゲーム業界に与えた影響は計り知れない。

 現在もニンテンドーDSやPSP、携帯などで最新作がリリースされている「スペースインベーダー」だが、発売元である株式会社タイトーは3月7日、本作誕生から30周年を記念した特設サイトをオープンした。このサイトは現在、「ニュース」コーナーと「ヒストリー」コーナーが稼動しており、「ヒストリー」コーナーでは、本作の開発者である西角友宏氏と、タイトーの代表取締役・和田洋一氏の対談記事のほか、これまでの歩みが一目でわかる作品年表や雑学ページが設けられている。「ニュース」コーナーでは、インベーダー30周年に関する様々な事業の進捗状況をチェックできる。

30周年記念サイトのトップページ。ゆらゆらと降下していくインベーダーをマウスでクリックすると、最新ニュースなどが確認

30周年記念サイトのトップページ。ゆらゆらと降下していくインベーダーをマウスでクリックすると、最新ニュースなどが確認


 13日までに公開されている情報によると、タイトーが運営する全国のアミューズメント施設で、「インベーダー」ブランドのグッズや景品が順次投入される予定となっている。また、複数のファッションブランドとコラボレート企画が進められており、コラボTシャツやコラボショップに関するニュースが提供されていた。今後はスタッフによるブログやさらなる新コンテンツが開始予定で、タイトーの「インベーダー」事業を網羅できるポータルサイトに発展していくと予想される(ココログでも「スペースインベーダー30thテンプレート」の提供が始まっており、アニバーサリーイヤーに合わせて作品を盛り上げようとするタイトーの気概が感じられる)。

 ドット絵による単純明快なデザイン、4つの音階だけで表現されたBGMなど、シンプルの極地と言える「スペースインベーダー」。だが、その深いゲーム性は、いまだに新たな中毒者を生み続けている。筐体の置かれた喫茶店に足しげく通った人も、久々に彼らに侵略されてみるのはいかがだろうか。
( 森樹 )

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