
近藤: 今からベンチャーを立ち上げる方にアドバイスをするなら、どんなことを伝えますか?
佐藤社長: 今、立ち上げたばかりの方でしたら、流行に踊らされず未来を呼び込むことですね。簡単に言いますけど、凄く難しいんですよ。ニュースが溢れている時代で、キーワードを間違えると無駄な努力に終わりますからね。本質的な変化の先を読み続ける努力をすることが一つだと思います。あと、そのビジネスがグローバルな世界で通用するのかどうか照らし合わせて、通用するためにはどうすればいいのか考え抜くこと。
サラリーマンの年収は下がってますし、今までのように年功序列でもなくなってきているので、二極化が進んで来ていますよね。そんな中では“持たざる人間・企業”が強さを発揮すると思っています。過去にはこうだった、というのがないじゃないですか。やったことがないから。そこに強さってあると思いますから、今から立ち上げるのはチャンスだと思いますね。激変している世の中ですから、着眼点さえ間違わずに時代を読めれば、違う山の登り方で頂上に行けるかもしれません。
あと、これだけ変化の早い世の中なので、1社でやろうとし過ぎないことも大事ですね。内容よりも実現スピードの方が大事になってきていますから、他の企業と組み合わせることで相乗効果があるなら、そっちの方がいいですし。だから僕は、ビジネス協業みたいな形態がこれからは成功しやすくなると思っています。
近藤: 学生の方に向けて、助言やアドバイスはありますか?
佐藤社長: 時間のあるうちに世界中を見たほうがいいですね。今伸びてきている国に行けば、成長を肌で感じられると思いますし、上海なんかは毎週進展していると言っていいほど成長していますから。もしビジネスモデルが頭にあるなら、実行に移したほうがいい。でも、心細かったり資金的人材的にきつい時は、企業に相談すればビジネスを一緒に作っていけます。企業でなくとも、一緒にやれる人を探すことはいいことだと思いますよ。
近藤: 今現在、特に注目していたり目をつけている分野はありますか?
佐藤社長: 僕は全部だと思います。同時進行的に成長していますから。僕たちのグループにしても、大きくなればなるほどお互いの分野が近寄ってくるんですよ。そういうのは面白いですよ。近寄ることで、できなかったこともできるようになってくるんですから。
近藤: 最後に、ネットプライスの将来の事業展開プランを教えてください。
佐藤社長: キーワードとしては、ネット流通革命を起こしたいということです。それを実行する手段として、新業態を次々と作っていくことですね。その結果として、いわゆるネット流通生態系を作り上げていくことが、社内全体の構想です。そこに向けて2年間進めてきましたし、それが一番近い目標です。世界にない流通形態を作ること、それが僕らのやりたいことでありミッションです。
「流通生態系」を旗印に、真のインターネット流通企業グループとして飛躍的な進化を遂げているネットプライス。米eBayとの提携で実現したセカイモンの日本版リリース、オークファンやもしもドロップシッピングなど急成長ECサービスのみならず、グローバルな世界市場に目を向けて舵取りを続ける佐藤社長からは、IT関係者のみならず今後も目が離せそうにありませんね。(近藤)
(
【インタビュアー】MEDIA EXPRESS 近藤誠
)
キーワード
関連リンク
記事についてのご意見・ご感想
『 株式会社ネットプライス 佐藤輝英社長(後編) 』に対する
関連記事








ページの先頭へ
