米モトローラは1月末、携帯電話事業の不振から、事業分離を検討していることを発表した。
携帯電話が発売された当時は、「マイクロタック」、また最近では「MOTORAZR」といった大ヒット商品を出してきたモトローラだが、昨年の出荷台数は厳しいものだった。調査会社のIDCによると、2007年は前年比26・9%減で、シェアも前年から7.5%減の13・9%となり、ついに携帯電話シェア2位の座から陥落し、韓国サムスンに明け渡した。また第4四半期には12億の損失を出している。
この「検討」に関しては、別会社の設立や、売却の可能性も含むものとも囁かれているが、内容の詳細は明らかにされていない。また一方で、今後も携帯電話機事業に全面的にコミットとするという話もある。
Garminの「オールインワンデバイス」
逆に好調なのが、昨年発売されたiPhoneなどのスマートフォンだ。調査会社のCanalysによると、2007年の第4四半期の米国スマートフォン市場のシェアは、トップがブラックベリーでおなじみのRIMで41%、iPhoneは2位につけておりシェア28%、3位のPalmを追い越している。
スマートフォン市場には、日々新しいデバイスが新興会社から投入されている。先日もGSPデバイスのGarmin社から、同社初のスマートフォン「nuvifone(uはウムラウト付)」が発表された。「オールインワンデバイス」というキャッチがつけられたこのデバイスは、iPhoneのようなタッチスクリーンに、通信デバイスは、3G、4バンドのGSM、HSDPA、Bluetoothに無線LANと本当に全部入り。ナビデータとして、北米と欧州の地図データを搭載しており、電話であり、かつ、GPSナビでもある優れものだという。
iPhoneの台頭、次々と参入する魅力的なスマートフォンを見ていると、携帯電話やスマートフォン市場が、今までとは異なる流れになっているのが分かる。社内のクローズドな環境で作る従来の方法が崩れつつあるのが感じられるのだ。モトローラは、今までのような伝統的な携帯電話作りのやり方では、この流れについていけないと、いち早く判断したのかもしれない。どんなプロダクトでも、流れについていけないと、いくらシェアの上位にいようと、次の瞬間足元をすくわれるのをよく分かっているのだろう。
2008年には、グーグルのアンドロイドも始動する。iPhoneは米国だけでなく、全世界へ広がっていくだろう。米国の携帯電話、スマートフォン市場を率いてきたモトローラの携帯電話事業の建て直しは、今後どのような方向へ決定するのだろうか。
携帯電話が発売された当時は、「マイクロタック」、また最近では「MOTORAZR」といった大ヒット商品を出してきたモトローラだが、昨年の出荷台数は厳しいものだった。調査会社のIDCによると、2007年は前年比26・9%減で、シェアも前年から7.5%減の13・9%となり、ついに携帯電話シェア2位の座から陥落し、韓国サムスンに明け渡した。また第4四半期には12億の損失を出している。
この「検討」に関しては、別会社の設立や、売却の可能性も含むものとも囁かれているが、内容の詳細は明らかにされていない。また一方で、今後も携帯電話機事業に全面的にコミットとするという話もある。
Garminの「オールインワンデバイス」
逆に好調なのが、昨年発売されたiPhoneなどのスマートフォンだ。調査会社のCanalysによると、2007年の第4四半期の米国スマートフォン市場のシェアは、トップがブラックベリーでおなじみのRIMで41%、iPhoneは2位につけておりシェア28%、3位のPalmを追い越している。
スマートフォン市場には、日々新しいデバイスが新興会社から投入されている。先日もGSPデバイスのGarmin社から、同社初のスマートフォン「nuvifone(uはウムラウト付)」が発表された。「オールインワンデバイス」というキャッチがつけられたこのデバイスは、iPhoneのようなタッチスクリーンに、通信デバイスは、3G、4バンドのGSM、HSDPA、Bluetoothに無線LANと本当に全部入り。ナビデータとして、北米と欧州の地図データを搭載しており、電話であり、かつ、GPSナビでもある優れものだという。

「オールインワンデバイス」と銘打たれたGarminのnuvifone(uはウムラウト付)
iPhoneの台頭、次々と参入する魅力的なスマートフォンを見ていると、携帯電話やスマートフォン市場が、今までとは異なる流れになっているのが分かる。社内のクローズドな環境で作る従来の方法が崩れつつあるのが感じられるのだ。モトローラは、今までのような伝統的な携帯電話作りのやり方では、この流れについていけないと、いち早く判断したのかもしれない。どんなプロダクトでも、流れについていけないと、いくらシェアの上位にいようと、次の瞬間足元をすくわれるのをよく分かっているのだろう。
2008年には、グーグルのアンドロイドも始動する。iPhoneは米国だけでなく、全世界へ広がっていくだろう。米国の携帯電話、スマートフォン市場を率いてきたモトローラの携帯電話事業の建て直しは、今後どのような方向へ決定するのだろうか。
(
角田早苗
)
記事についてのご意見・ご感想
『 モトローラ 携帯電話事業建て直しへ 』に対する






ページの先頭へ
