
apricot AL C2シリーズ
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(以下MDIT)は6月22日、Felicaポートを標準装備したモデルを擁するビジネスパソコン、Apricot AL C2シリーズを法人向けにリリースした。
FeliCaポートを搭載したノートパソコンの歴史は意外と古く、2004年10月に富士通から発売されたのが世界初となる。また、今年4月にはウィンドウズビスタ上でFeliCaポートを搭載したモデルがNECからリリースされた。

FeliCaポートを内蔵
もちろんFeliCa技術を開発したソニーバイオシリーズにもFeliCaポートを搭載したモデルが発売されている。先行メーカーの一般ユーザー向けモデルでは、FeliCaポートにカードをかざすことでセキュリティチェックだけでなく買い物にも利用できるシステムが構築されている。ということで、FeliCaポート搭載という意味で新しい訳ではない。
しかしながら、今回リリースされたApricotシリーズは、ビジネスに特化したことにより、12・1型TFTモデルで最小質量958g、標準1029g、標準バッテリーで7時間、最大14時間(JEITA準拠)のモバイル機能を獲得しており、ビジネス上のデータ保護のためにセキュリティチェックを強化したことが特徴となる。
MDIT計画部の堀川氏は「パソコン本体の紛失、盗難にあった場合でも第三者にデータが見られないようにFeliCa認証によるセキュリティチェック、さらにハードディスクを取り外しても、ハードディスクパスワードにより、データは読み込めないようになっております」と語る。モバイル機能とデータセキュリティの両面に特化したビジネスモデルならではのアーキテクチャと言えるだろう。
さらに、ユーザー側のミスでセキュリティ認証に使うFeliCaカードを紛失した場合どうなるかを質問したところ、「初期設定の際にカードによるセキュリティ認証だけにするか、パスワードも同時に設定するか選択が可能です。パスワード併用に設定した場合、カードを紛失しても再起動は可能ですが、カードだけに設定した場合は全て初期化しなければなりません」という。どのモードを選ぶかは、導入する企業のセキュリティに対する考えが大きく作用することになるだろう。
FeliCaカードによる認証は、カード本体にある個別番号を読み取るため、カードに個人情報を登録する必要がなく、FeliCaに対応していれば社員証などのIDカードでも設定が可能だ。言い換えればパソコン本体からユーザーの個人情報が漏れることはない。ビジネスモバイルとして、アクティブに活動するビジネスマン仕様のマシンと言えよう。
FeliCaポートを標準装備したモデルはMDITネットショップ価格で26万8000円から。主要スペックは、CPU:インテルCore2DuoU7500、メインメモリ:512MB、最大1536MB、HDD:40MB~80MBとなっている。
(
櫻井弘
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