米サン・マイクロシステムズ(以下サン)が、現地時間1月16日、累計ダウンロード数1億以上を誇る世界で最も普及しているオープンソースデータベース管理ソフト、MySQLの開発会社My SQLABを総額およそ10億ドルで取得することで合意に達したと発表した。この買収によってサンは、エンタープライズアプリケーションに不可欠なデータベースを手に入れ、15億ドルとも言われる データベース市場での中心的存在になること、また同時にオープンソースコミュニティでの存在感をより強くすることを目論んでいる。サンはこれまでも、Java、OpenOffice、NetBeansを初めとするオープンソースコミュニティと良好な協力関係を築いてきた。今回の買収劇もコミュニティでは概ね好感を持って迎えられている。
一方、データベースベンダーのオラクルは同日、エンタープライズ分野で評価の高いJavaアプリケーションサーバ、Web Logicの提供元BEA社を85億ドルで買収した。こちらはサンとは逆に、データベースベンダーがアプリケーションサーバに乗り出した格好だ。元々オラクルは自社でOracleASというアプリケーションサーバを出しているが、今回買収したBEA社のWebLogic、IBMのWebSphere、マイクロソフトのIISには及ばなかった。そこを補完するための買収である。
エンタープライズITの基本構成は、一般に「OS」「Webサーバ」「データベース」「アプリケーションサーバ」の4つで成り立つと考えられている。これを全てオープンソースで構成すると「LAMP構成」(Linux、Apache、MySQL、PHP/ Perl)となる。今回の2つの買収で、Javaを擁し、アプリケーションに強いサンがデータベースを、データベースに絶対的な強みを持つオラクルがアプリケーションサーバを手に入れ、オープンソースのLinux、Apacheを含めた基本構成を自社でコントロールできるようになった。
こうした買収による集中化は、もともと自社資産でこれらの基本構成を持っているIBMやマイクロソフトと対等に競争するための手段と見えなくもない。
エンタープライズITのプレーヤー達はみな基本構成の手札を揃えたが、業界再編はさらに上位層へと続くだろう。IBMは昨年秋、ビジネスインテリジェンスベンダーCognosを、1月にはNet Integration Technologiesを買収している。
「オープン性」を前面に押し出すサンは、今後どのような戦略を仕掛けるだろうか。

http://www.sun.com/より。SunとMySQLは激動の業界を泳ぎきることができるか
一方、データベースベンダーのオラクルは同日、エンタープライズ分野で評価の高いJavaアプリケーションサーバ、Web Logicの提供元BEA社を85億ドルで買収した。こちらはサンとは逆に、データベースベンダーがアプリケーションサーバに乗り出した格好だ。元々オラクルは自社でOracleASというアプリケーションサーバを出しているが、今回買収したBEA社のWebLogic、IBMのWebSphere、マイクロソフトのIISには及ばなかった。そこを補完するための買収である。
エンタープライズITの基本構成は、一般に「OS」「Webサーバ」「データベース」「アプリケーションサーバ」の4つで成り立つと考えられている。これを全てオープンソースで構成すると「LAMP構成」(Linux、Apache、MySQL、PHP/ Perl)となる。今回の2つの買収で、Javaを擁し、アプリケーションに強いサンがデータベースを、データベースに絶対的な強みを持つオラクルがアプリケーションサーバを手に入れ、オープンソースのLinux、Apacheを含めた基本構成を自社でコントロールできるようになった。
こうした買収による集中化は、もともと自社資産でこれらの基本構成を持っているIBMやマイクロソフトと対等に競争するための手段と見えなくもない。
エンタープライズITのプレーヤー達はみな基本構成の手札を揃えたが、業界再編はさらに上位層へと続くだろう。IBMは昨年秋、ビジネスインテリジェンスベンダーCognosを、1月にはNet Integration Technologiesを買収している。
「オープン性」を前面に押し出すサンは、今後どのような戦略を仕掛けるだろうか。
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城崎裕一
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『 Sun、MySQL買収へ 』に対する






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