グーグルは2月1日、ウェブのリンクから交友関係を抽出することができるウェブサービスのAPI、「Social Graph API」を公開した。
これはブログなどに埋め込まれた「XFN (XHTML Friends Network)」や「FOAF (Friends of a Friends)」といったメタデータをグーグルがクロールして表示するというもの。これらのメタデータを使っているサービスがあれば、そのサービス上で公開されているデータなどを取得して表示できる。
例えばTwitterはこれに対応しており、デモでTwitterの自分のURLを入力すると、誰がリンクしているか、お互いにフォローしているかどうかなどが表示される。さらにある程度の公開情報-TwitterであればブログのURLなど-を登録している場合は、そのURLなども取得できるようだ。つまりXFNやFOAFといったタグをブログやホームページに埋め込んだりSNSが標準装備することで、埋め込まれたウェブページにリンクされている先の情報がわかるようになるという仕組みだ。
表示される情報は、そのサービスにおいて公開されている情報のみで、現状はクローズドなSNSの情報は取得表示しない。しかしグーグルが推し進める「オープンソーシャル(Open Social)」に対応したSNS同士であれば、多くのデータを共有することができるようになる可能性はある。実際に、MySpaceの公開情報に関してはすでに対応しているようだ。また、ブログ同士がXFNなどを埋め込めば、SNSという集合を利用しなくてもオープンなソーシャルネットワークを構築できるということになる。たとえるなら、自らのブログ上にmixiのようなマイミクシィ一覧や、リンク先の更新情報が表示されるイメージと言えばいいだろうか。つまり、現在のようなクローズドなSNSという繋がりに縛られず、すでに持っているブログを使った交友関係を広げられるのがソーシャルグラフの利点と言える。
グーグルはこれまでに、個別のSNSの垣根を越え、アカウント情報やデータを共有しアプリなどを利用できるオープンソーシャルを公開している。さらに様々なサイトに対して共通のログインアカウントを利用できるオープンIDにも参加。そして今回のソーシャルグラフAPIの公開という動きから、「一つのサービスに縛り付けない」こと、よりオープンな方向へとサービスを展開しようとしていることが見て取れる。果たしてオープン化を進めるグーグルの利点は何なのだろうか?
この方向へ進んでいけば、これまでの「数を集めたサービスが勝ち組」というウェブサービスのビジネスモデルが崩壊するはずだ。より自由に、より活発にユーザーがインターネットを利用するようになれば、そこにあるのはやはりグーグルの検索サービスという図式なのだろうか。検索が行われる限り、グーグルは常に利益を上げられるのだから。
グーグルが目指すのは果たして理想社会なのか、それとも「帝国」なのか。グーグルの思惑はともかくとして、ユーザーにとってはインターネットがより便利になることは望ましいことと言えるのだが。
これはブログなどに埋め込まれた「XFN (XHTML Friends Network)」や「FOAF (Friends of a Friends)」といったメタデータをグーグルがクロールして表示するというもの。これらのメタデータを使っているサービスがあれば、そのサービス上で公開されているデータなどを取得して表示できる。

Google CodeのSocial Graph API解説ページ(http://code.google.com/apis/socialgraph/)。開発者によるビデオ解説もある
例えばTwitterはこれに対応しており、デモでTwitterの自分のURLを入力すると、誰がリンクしているか、お互いにフォローしているかどうかなどが表示される。さらにある程度の公開情報-TwitterであればブログのURLなど-を登録している場合は、そのURLなども取得できるようだ。つまりXFNやFOAFといったタグをブログやホームページに埋め込んだりSNSが標準装備することで、埋め込まれたウェブページにリンクされている先の情報がわかるようになるという仕組みだ。
表示される情報は、そのサービスにおいて公開されている情報のみで、現状はクローズドなSNSの情報は取得表示しない。しかしグーグルが推し進める「オープンソーシャル(Open Social)」に対応したSNS同士であれば、多くのデータを共有することができるようになる可能性はある。実際に、MySpaceの公開情報に関してはすでに対応しているようだ。また、ブログ同士がXFNなどを埋め込めば、SNSという集合を利用しなくてもオープンなソーシャルネットワークを構築できるということになる。たとえるなら、自らのブログ上にmixiのようなマイミクシィ一覧や、リンク先の更新情報が表示されるイメージと言えばいいだろうか。つまり、現在のようなクローズドなSNSという繋がりに縛られず、すでに持っているブログを使った交友関係を広げられるのがソーシャルグラフの利点と言える。

Social Graph API開発者はOpenIDを提唱したBrad Fitzpatrick氏。氏は現在グーグルにいる
グーグルはこれまでに、個別のSNSの垣根を越え、アカウント情報やデータを共有しアプリなどを利用できるオープンソーシャルを公開している。さらに様々なサイトに対して共通のログインアカウントを利用できるオープンIDにも参加。そして今回のソーシャルグラフAPIの公開という動きから、「一つのサービスに縛り付けない」こと、よりオープンな方向へとサービスを展開しようとしていることが見て取れる。果たしてオープン化を進めるグーグルの利点は何なのだろうか?
この方向へ進んでいけば、これまでの「数を集めたサービスが勝ち組」というウェブサービスのビジネスモデルが崩壊するはずだ。より自由に、より活発にユーザーがインターネットを利用するようになれば、そこにあるのはやはりグーグルの検索サービスという図式なのだろうか。検索が行われる限り、グーグルは常に利益を上げられるのだから。
グーグルが目指すのは果たして理想社会なのか、それとも「帝国」なのか。グーグルの思惑はともかくとして、ユーザーにとってはインターネットがより便利になることは望ましいことと言えるのだが。
(
矢橋司
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『 交友関係を抽出できるSocial Graph API 』に対する






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