多くの企業が自社ウェブコンテンツをリッチ化し、さまざまなシーンでの活用が進んでいる。一方、リッチ化進展を裏側で支えているのが、数々の技術を用いた豊富なソリューションや支援サービスなどである。活用例を元にそれらを紹介していこう。
動画と連動して資料なども表示
IR活動で注目を集めているのが、動画とプレゼンテーション資料などを連動して配信するリッチコンテンツである。
株式会社ケイ・ジー・ティー(東京・新宿、加藤浩代表取締役社長)が提供する「Ci-Streaming」では、映像と合わせてパワーポイントや解説、テロップ、関連資料をシンクロ表示させることができるサービスをASPで展開。そのため、IRなど社外への情報発信だけでなく、社内向けのeラーニングなどでも活用されており、リッチコンテンツの幅を広げるソリューションとして、さまざまなシーンで活用が進んでいる。
会社案内と映像連携で呼び込む
昨今の人材難を背景に、企業のリクルート活動におけるリッチコンテンツ活用は、ますます加速している。株式会社イークリエイト(東京・港、西宮成典代表取締役)が今春から新たに提供を始めた「会社案内the movie」は、動画を軸に会社案内や各種パンフレットなどとも連動して、人材採用の強化につなげていくパッケージプランである。企業の経営者や現場社員など「人」を前面にフォーカスしている点が特徴的。企業で働く人々の「人間性」をリアルに見せることで優秀な人材を呼び込み、さらには採用側と求職者のミスマッチを防ぐ効果も期待するものだ。
携帯サイトへの対応ASPサービスで
一方、リッチコンテンツ化の波は携帯電話サイトにも押し寄せている。PCとは異なり、キャリアや機種ごとに対応した動画を制作する必要があるなど、コストや手間といった面で導入への課題も多い。
ブロードメディア株式会社(東京・港、橋本太郎代表取締役社長)の「ブロードメディアCDN mobile movie」は、携帯電話対応動画へのエンコードと配信をASP型サービスで提供。同社のサーバ側で最適な動画に自動変換して配信するシステムになっており、企業側は一種類の動画ファイルを用意するのみで、容易に携帯サイトでもリッチコンテンツ化が図れるわけだ。

「ブロードメディアCDN mobile movie」の紹介ページ(http://www.bmcdn.net/service/mobile_movie/より)
最新の技術では、H.264コーデックで超高画質の映像配信を実現する株式会社サンストリーム(東京・目黒、辻口智代表取締役社長)のストリーミングソリューション「ACQULIA(アクリア)」に注目したい。その画質は医療手術の事例発表などでも使われるほど精度が細かく、DVD映像と比べても何ら遜色がないほどだ。加えて表示までのレスポンスも速く、バッファリングは約1秒程度となっている。

H.264採用で超高画質を実現した「ACQULIA(アクリア)」の紹介ページ(デジタルテクノロジー株式会社、http://www.dtc.co.jp/product/multimedia/sanstream/より)
ビジネス参入を多方面から支援
動画コンテンツビジネスに参入するうえで、ネックとなる著作権交渉から、映像の制作までワンストップで提供しているのが富士ソフト株式会社(横浜・中、野澤宏代表取締役会長兼社長)の映像事業部が提供する映像配信ソリューション「FSStream」である。映像配信に必要なシステムづくりから映像制作、権利処理、エンコード、ウェブサイト構築といったすべての業務を依頼することができるため、中小から大手まで幅広い企業で利用が可能だ。
テレビ局などのコンテンツホルダーによるインターネット動画配信事業を、裏から支えているのがスキルアップジャパン株式会社(東京・新宿、坂野哲平代表取締役社長)である。動画配信だけでなく、サイトの制作・運用更新、システム開発などをワンストップで提供。マネタイズ手法による収益確保面で強みを発揮しており、既に多くの実績を残している。
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