縦書きブログ構築システム 「縦書きブログVer.2」登場

2008年02月26日(火)

[ 73 号]

 英語圏で生まれたウェブ媒体では、テキストは横書きで表示、構築されるのがスタンダードである。ホームページ制作ソフトでも、テキストは横組みを想定したデザインとなっているため、元来、縦書き文字である日本語を読みやすくレイアウトするのは至難の業と言えるだろう。こうした状況に着目し、2005年から運用が開始されているのが、コンテンツ・ファームとスカイアークシステムが開発した「縦書きブログ」である。2006年には、「縦書きブログ」を採用したサイトが、「WEB1グランプリ」(アイルホスティングサービス主催)において準グランプリサイトとなったほか、「共同通信社の農業応援サイト『だんだんたんぼ』や、作家である森村誠一さんの写真俳句用ブログにも採用していただきました」(開発元であるコンテンツ・ファーム倉内氏)とのことで、その評価は非常に高い。そして2月12日、新たな機能を複数実装し、より日本語の読みやすさにこだわった「縦書きブログVer.2」がリリースされた。

「縦書きブログ」の概要サイト(http://www.tategaki.jp/)。八軒家南斎氏のブログは、「WEB1グランプリ」の準グランプリを獲得している。ほかにも、作家の森村誠一氏、上田早夕里氏などの著名人が参加

「縦書きブログ」の概要サイト(http://www.tategaki.jp/)。八軒家南斎氏のブログは、「WEB1グランプリ」の準グランプリを獲得している。ほかにも、作家の森村誠一氏、上田早夕里氏などの著名人が参加


 有限会社ハイパーワークス開発のサーバーソフト、「sTEP!T(TM)」(ステップ・イット)を採用することで完成した「縦書きブログVer.2」は、モリサワフォントなど、任意のフォントが新たに使用できるシステムとなった(一部有料)。またファイヤーフォックスやサファリといった新鋭ブラウザでの表示にも対応したことで、Mac OS上での閲覧を実現している。ほかにもテキストデータのコピー&ペーストや、CSSに工夫を加えたことによる多段レイアウトの構築も任意で行なえる仕組みだ。

 前出の倉内氏は、「縦書きブログ」の利点について、「縦書きであることは、ウェブであってもやはり日本語を読みやすくすると思いますし、それは結果的に、内容のわかりやすさにも繋がると考えています」と語る。実際、横書きデザインに比べ、確かに内容が瞬時に把握できる上、読み心地が軽快である。また記者の感想ではあるが、「読み物」として文章にもどこか上品さや美しさが溢れるように感じられるのが印象的であった。特に今回のリニューアルによって、「読み物」としてのクオリティが大幅に向上し、さらに日本語を「味わう」ことのできるサイトになった。

 現在、「縦書きブログVer.2」は、実証試験中であるため、企業向けのみサービスを行なっている。だが、「一般のブロガーさんからの問い合わせも多数いただいております」(倉内氏)とのことで、今後の広がりが注目される。
( 森樹 )

関連リンク


記事についてのご意見・ご感想

東京IT新聞 特集ラインナップ

専用サーバ・専用レンタルサーバーは at+link におまかせ!

Apple Store(Japan)

東京IT新聞HOTキーワード
東京ITイベント情報

イベントカレンダーを見る カレンダーを見る