ケータイ3D仮想空間サービス「Lamity」

2008年03月04日(火)

[ 74 号]

 株式会社エイタロウソフトは、2月22日、携帯電話での3D仮想空間サービス「Lamity」のサービスインを発表した。

 仮想空間内の街並みは、全て3Dにてリアルに表現。携帯電話を用いた仮想空間サービスながら、同時接続可能数を400人とし、建物やコミュニティなどへ、多人数のアバターが一堂に会すことができる。パケット通信料は別途要するが、利用料は無料。DoCoMo900i以降の端末に対応している。

※ケータイ3D仮想空間「Lamity」(http://vp.mcty.jp/)

※ケータイ3D仮想空間「Lamity」(http://vp.mcty.jp/)


 サービス開始に先駆け、映画「バンテージ・ポイント」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給作。3月8日公開)とタイアップ。仮想空間上に、映画の舞台となるスペインのサラマンカ広場を再現する。ユーザーは、大統領暗殺事件を巡るサスペンス・アクションの映画の主人公と同様、他ユーザーとコミュニケーションしながら、事件解決へのストーリーを体験できる。

 「『セカンドライフ』のようなPC仮想空間サービスでも、一箇所に同時に入れる人数は現在百人程度。本サービスでは、3D描画に際して、必ずしも表示する必要性のない部分を取り払い、軽量化を施した結果、400人もの同時接続数を実現しております」(同社管理部兼広報担当・常田絵里氏、以下同)。

 独自技術を駆使し、画面を見ながらチャットが行なえるよう、趣向を凝らした。さらに、「動文字」技術により、絵文字感覚で入力した文字に連動してアバターが動作し、豊かな感情表現が可能。「携帯電話標準の入力インターフェイスでは、チャット時、画面が文字入力スクリーンで隠れてしまう欠点がございました。携帯電話の限られたスペースでも、存分に感情を表せる仕組みとなります」と、携帯電話の特性を捉え、インターフェイス面にも注力する。

絵文字に似た「動文字」を用いることで、アバターが連動して動作。ユーザーは、簡易かつ感情表現豊かにコミュニケーションを楽しめる

絵文字に似た「動文字」を用いることで、アバターが連動して動作。ユーザーは、簡易かつ感情表現豊かにコミュニケーションを楽しめる


 今回は先行タイアップによる展開で、サービスの本格スタートは今春を予定。ファッションや飲食、エンタテインメント分野など、各企業の参画・賛同を受け、コンテンツを幅広く充実させていく。「モバゲータウンにて国内最大規模のユーザーが参加する3DMORPGや、携帯版の『真・三國無双』などを手掛け、ハイエンドなゲーム制作には自信を持っております。本サービスでも、ゲーム的要素を盛り込み、継続して楽しんでいただける空間にしたいですね」とのこと。

 一方、米国での事業推進も見込み、既に同社オリジナルのゲームタイトルの配信が決定している模様。「携帯電話は世界中に定着しておりますので、PCで浸透しているコミュニティサイトやSNSのモバイル化に注目し、今後も力を入れて取り組みます」と、新感覚のコミュニケーションツールとしての可能性に期待が広がる。
( 森村康久 )

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