株式会社ニワンゴは3月5日、ニコニコ動画のサービスを強化した「ニコニコ動画(SP1)」を発表した。
同日、秋葉原UDXで行われた発表会ではまず最初に、昨年10月のニコニコ動画(RC2)の時期から今年3月までに、会員数が200万人以上増え560万人に達したことを報告。同時にニコニコ動画モバイルの会員数も114万人と、前回に比べ3倍に増加していることも報告された。一方で有料会員の伸びが今ひとつだったことは今後の検討課題のようだ。実際、昨年語られた黒字転換は未だ達せられていない。
「一度プレミアム(有料)を見ると元に戻れない。でも露骨に誘導はしたくない」とニワンゴ取締役のひろゆきこと西村博之氏は語る。ドワンゴ社長小林氏も「今は単月黒字などよりも、一人でも多くの人に見てもらい、満足してもらうことを目指してサービスを向上していきたい」と語った。そのための施策として発表されたのは、より良いサービス、面白いサービスを目指すための技術者倍増計画だ。学力不問、実力重視でドワンゴのサービスを開発していくエンジニアの募集を開始している。
ニコニコ動画に関しては新しいサービスが追加された。「あさってへの進化」(ひろゆき氏)という、他の動画サービスが目指さない、明後日の方向を目指して突き進むことを目標として、トップページの改変、初心者ページ、マイページの設置、ニコスクリプトの進化などが報告された。
中でも興味深いのは、ニコニコ動画の外部公開を開始したことだろう。livedoor、So-net、はてな、truncなどのブログやSNSサイトへのニコニコ動画コンテンツの貼り付けと閲覧が可能になった。さらに高精細な動画を表示するH.264コーデックに対応。動画のフォーマットが引き上げられている。H.264はYouTubeなどでも採用されている動画フォーマットであり、iPod touchのYouTubeブラウザなどはこれに対応していることから、将来のSDK登場後にはiPodのニコニコ専用ブラウザの登場などもあるかもしれない。
さらに今までは時報やニュースに使われていたニコ割にゲームが登場。リアルタイムでランキング発表までできるシステムは、まさに今までの動画配信サービスとは違う、「あさっての方向」への進化と言えるだろう。
将来的にはニコニコポイントなど独自のポイントシステムを使った、クリエイターへの利益還元も考えたいとしているひろゆき氏だが、著作権違反のコンテンツに対する対策が終わらない限り実施できないという。「著作権違反をしたい人は海外へどうぞ」と語る氏は、それらのコンテンツは「完全に」なくしたいと考えているという。確かにニコニコの目指す方向は、ユーザーと「遊ぶ」ことであり、それは著作権を侵害するコンテンツを見ることではない。ニコニコ動画が世界に冠たるネットサービスになるためには、この部分をしっかりクリアする必要がありそうだ。
同日、秋葉原UDXで行われた発表会ではまず最初に、昨年10月のニコニコ動画(RC2)の時期から今年3月までに、会員数が200万人以上増え560万人に達したことを報告。同時にニコニコ動画モバイルの会員数も114万人と、前回に比べ3倍に増加していることも報告された。一方で有料会員の伸びが今ひとつだったことは今後の検討課題のようだ。実際、昨年語られた黒字転換は未だ達せられていない。
「一度プレミアム(有料)を見ると元に戻れない。でも露骨に誘導はしたくない」とニワンゴ取締役のひろゆきこと西村博之氏は語る。ドワンゴ社長小林氏も「今は単月黒字などよりも、一人でも多くの人に見てもらい、満足してもらうことを目指してサービスを向上していきたい」と語った。そのための施策として発表されたのは、より良いサービス、面白いサービスを目指すための技術者倍増計画だ。学力不問、実力重視でドワンゴのサービスを開発していくエンジニアの募集を開始している。
ニコニコ動画に関しては新しいサービスが追加された。「あさってへの進化」(ひろゆき氏)という、他の動画サービスが目指さない、明後日の方向を目指して突き進むことを目標として、トップページの改変、初心者ページ、マイページの設置、ニコスクリプトの進化などが報告された。

「あさってへの進化」を語るひろゆき氏
中でも興味深いのは、ニコニコ動画の外部公開を開始したことだろう。livedoor、So-net、はてな、truncなどのブログやSNSサイトへのニコニコ動画コンテンツの貼り付けと閲覧が可能になった。さらに高精細な動画を表示するH.264コーデックに対応。動画のフォーマットが引き上げられている。H.264はYouTubeなどでも採用されている動画フォーマットであり、iPod touchのYouTubeブラウザなどはこれに対応していることから、将来のSDK登場後にはiPodのニコニコ専用ブラウザの登場などもあるかもしれない。
さらに今までは時報やニュースに使われていたニコ割にゲームが登場。リアルタイムでランキング発表までできるシステムは、まさに今までの動画配信サービスとは違う、「あさっての方向」への進化と言えるだろう。

ニコ割ゲームは再生画面を乗っ取る形で行われるゲームだ
将来的にはニコニコポイントなど独自のポイントシステムを使った、クリエイターへの利益還元も考えたいとしているひろゆき氏だが、著作権違反のコンテンツに対する対策が終わらない限り実施できないという。「著作権違反をしたい人は海外へどうぞ」と語る氏は、それらのコンテンツは「完全に」なくしたいと考えているという。確かにニコニコの目指す方向は、ユーザーと「遊ぶ」ことであり、それは著作権を侵害するコンテンツを見ることではない。ニコニコ動画が世界に冠たるネットサービスになるためには、この部分をしっかりクリアする必要がありそうだ。
(
矢橋司
)
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