コンテンツ単位で最適化 注目ソリューション:CONDUCTOR

【アクセス解析&Webマーケティング特集】 

2008年03月25日(火)

[ 77 号]

 株式会社アクシイズ(東京・渋谷)は、ターゲティング広告配信アドサーバー「CONDUCTOR AD」の経験を活かし、2006年にLPO(ランディングページ最適化)の新ソリューション「CONDUCTOR LCO」をリリース。即効性の高いASP型LPO対策ツールとして、累計100サイト以上に採用され、業種を問わず確かな評価を獲得している。コンテンツ毎にLPOを図り、サイト内の離脱率改善や成約率向上へと繋げるLCO(ランディングコンテンツ最適化)の手法と有効性について、同社の海野雄史代表取締役CEOに話を聞いた。

 SEOやSEMが浸透し、多くのサイトが策を施す昨今のWEBマーケティングにおいて、俄然、重要性が高まるLPO。ユーザーが最初に訪れるページの最適化により、集客ユーザーの離脱を防ぎ、サイトゴールへと誘導する効果的な手法だ。

 同社はLPOの潮流を見据え、業界に先駆けてLCO(ランディングコンテンツ最適化、 LCO=Landing Contents Optimization)にフォーカス。従来のページ単位での最適化から、コンテンツ単位の最適化にまで落とし込むソリューションが「CONDUCTOR LCO」である。

「CONDUCTOR LCO」はコンテンツごとにLPOを実現するASP型のLPOツールだ

「CONDUCTOR LCO」はコンテンツごとにLPOを実現するASP型のLPOツールだ


 既存ページであっても各ユーザーのニーズに応じて、予め登録したコンテンツ中から、ランディングページに最適な情報の自動配信が行なえる。離脱率を改善し、コンバージョン率向上に結び付け、費用対効果最大化を図る有効ツールだ。

 検索キーワードやリスティング広告に合わせた配信のほか、時間・曜日の指定、直前のURLや地域に連動させての配信も可能。また、一コンテンツに対し、複数のクリエイティブ効果を検証する「コンテンツA/Bテスト」も備え、各種指標に基づくテストも実施できる。効果が高いコンテンツは自動的に優先配信される仕組みだ。

 海野氏はコンテンツ単位で最適化を行う理由を、「ページ単位でのLPOでは、カテゴリ毎にページを作成する必要があった。大量のページを要すケースも多く、費用や管理を考えると限界がある」と語る。

「ワンストップサービスも用意し、戦略的なWEBマーケティングのご提案ができる体制を整えています」と海野雄史社長

「ワンストップサービスも用意し、戦略的なWEBマーケティングのご提案ができる体制を整えています」と海野雄史社長


 一般的に、ランディングページの離脱率は約50%とされる中、導入企業では、20~30%程にまで改善効果が得られたサイトも多い。その結果、コンバージョン率アップにも繋がるという。

 「顧客の利用継続率は非常に高い。競合他社の多くが海外ソースをベースにしているのに比べ、弊社は自社でスクラッチから開発を行なっていますので、ソースコードレベルでの機能要求もバージョンアップ時にスピーディーに反映できる」といい、自社開発によって、高機能かつ低価格での提供を実現している。

 また、最近はナショナルクライアントや金融機関などの利用も増加。「アドサーバーでの運用実績やベース技術の特許取得、業界に先駆けたISMS取得などの姿勢が評価され、弊社サービスの信頼度が高まってきたことが要因」と分析する。

「CONDUCTOR LCO」の詳細を掲載した専用サイトも用意 (http://lpo.axyz.co.jp/)

「CONDUCTOR LCO」の詳細を掲載した専用サイトも用意 (http://lpo.axyz.co.jp/)


 1月より、モバイルに対応した「CONDUCTOR MOBILE」を開始。PC版と同様、コンテンツ単位での配信が可能で、同一管理画面で運用が行なえる。海野氏は「モバイルサイトの大半はトップページに情報が一極集中している。それだけに、コンテンツ最適化を図ることでの効果は圧倒的に出やすい」と話す。現在、多数の問い合わせが同社に寄せられており、市場の期待感が大きいことをうかがわせる。

 同商品では、携帯3キャリアに応じた配信にも対応。今後の市場成熟化を捉えた、先進的な取り組みといえる。「携帯端末にもユーザーの個性が発揮されており、キャリア属性や機種によって、最適なアプローチは異なると考えています」という。マーケティングプラットフォーム的存在を目指す同社の展開は、引き続き注目の的となりそうだ。
( 森村康久、写真:更科智子 )

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