IPテレビサービス「branco」 [ソニーマーケティング]

新たな視聴スタイルを提案

2008年04月22日(火)

[ 81 号]

 ソニーマーケティング株式会社は、フレッツ光回線を利用し、PCユーザーに向けて高画質動画コンテンツを無料で番組配信する、国内初のIPテレビサービス「branco(ブランコ)」を3月31日より開始している。

 フレッツ光回線の急速な普及とPCの活用多様化を捉え、「デスクトップに貼るテレビ」をコンセプトに、コンテンツ視聴の新スタイルを提案。番組表に沿ったプログラム配信型を採用し、24時間365日、動画コンテンツを配信する。動画形式はWMV。最大3.8Mbpsのビットレート配信で、DVDクラスの高画質を実現した。

branco ウェブサイト(http://www.branco.tv/)。サイト上より、「branco player」の無償ダウンロードが可能。インストール時、環境診断で、利用可・不可を詳細確認できる

branco ウェブサイト(http://www.branco.tv/)。サイト上より、「branco player」の無償ダウンロードが可能。インストール時、環境診断で、利用可・不可を詳細確認できる


 スタート時は6つのチャンネルで構成。国内/海外ドラマ・映画・音楽・アニメ・エンタメ・ドキュメンタリーと6ジャンルを揃え、各番組が楽しめる。番組視聴に必要な視聴用アプリケーション「branco player」は、ウェブサイトで無償入手可能。

 「アプリケーションをインストールしアイコンをクリックしていただくだけで即座に配信番組がデスクトップ上に表示されます。VOD(Video On Demand)型の場合、視聴行為が能動的。『branco』は、通常のテレビ感覚で気軽にご覧いただけます」(同社広報部広報担当マネジャー・荒谷由美子氏、以下同)。

 視聴モードを2種用意。小画面「サイドモード」は「ながら見」に、大画面「フルスクリーンモード」は専念視聴に適している。チャンネル毎にチャット機能を備えるほか、視聴予約機能やレコメンド機能「あなぴた」も実装。前機能は番組開始時刻になると、視聴時ならチャンネルを自動で切り替え、未視聴時ならアラートを出現させる。「あなぴた」は属性や視聴傾向などを基に、視聴者へ番組を自動推薦。ソニー株式会社のパーソナライゼーションエンジン「Voyager Engine」を利用する。開始から間もないが、「想定以上に一人あたり視聴時間は長く、狙いのひとつ『ながら見』のところで上手くお応えできているのでは」と、手応えは充分の模様。

視聴スタイルに合わせて視聴モードの切替えが可能。チャンネル毎にチャット機能を搭載し、番組視聴中に他視聴者とのコミュニケーションも楽しめる

視聴スタイルに合わせて視聴モードの切替えが可能。チャンネル毎にチャット機能を搭載し、番組視聴中に他視聴者とのコミュニケーションも楽しめる


視聴者別CM提供システムを搭載

 新開発の視聴者別CM提供システム「PPoS(Personalization Program over Streaming、ピーポス)」を搭載。視聴者属性に合わせ、動画コンテンツを自動で差し替えて提供でき、各嗜好に即したCM配信が行なえ、広告収入で運営費を賄う。「テレビCMとは違った展開が可能。広告主様にとっても多様にトライアルいただける仕組みです」と、番組間にCMを挿入する。

 視聴環境は、回線にNTT東日本「Bフレッツ」、NTT西日本「フレッツ・光プレミアム」、または「Bフレッツ+フレッツ・v6アプリ」が必須。加えてIPv6対応ルータを要し、対応OSはWindows XP/Vistaとなる。「現時点はフレッツ光回線ユーザー層を鑑み、20~40代の男性がターゲットのチャンネルが多い状況。ご要望や動向を踏まえ、チャンネルやコンテンツを拡充していく予定です」と、今年度中にアプリケーションダウンロード数百万単位の達成を目指す。
( 森村康久 )

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