自動車デザイナー向けに「3Dデザインビューワ」

[日本SGI]

2008年05月13日(火)

[ 82 号]

 5月1日、CADで作成したモデルを簡単操作で高品質の3次元モデルへ変換し、リアルタイムで描画できる自動車業界向けのデザインビューワ・ソフトウェア「DesignCentral Imager(デザインセントラル イメージャー)」が、コンピュータ・グラフィックスやバーチャルリアリティ分野で豊かな実績とノウハウを持つ日本SGI株式会社(東京・渋谷、佐藤年成代表取締役社長)より発売された。

新製品を発表する日本SGI株式会社の佐藤年成代表取締役社長兼CEO

新製品を発表する日本SGI株式会社の佐藤年成代表取締役社長兼CEO


 デザイン・プロセスを可視化・表示し、デザイン決定会議やプレゼンテーションの現場で用いられるデザインビューワは、インダストリアルデザインの現場には欠かせないソフトでありながら、既存の製品は500万~1000万円とかなり高価であり、また表示モデル作成には専門技術・複雑な操作が必要であることも手伝って、導入には二の足を踏む企業も少なくない。このような現状に対し、デザイナーが直感的な操作で簡単に利用でき、しかも75万円(税抜き・保守費別)という低価格を実現したのが本製品である。

「DesignCentral Imager(デザインセントラル イメージャー)」のデモ画面。高品位の画像を、直感的な操作により、簡単かつ短時間で作成できる。「クレイモデリング」「バーチャルフィルム」凹凸を表示する「ゼブラチェック」、幅が変えられる「グリッド」、「メッシュ」など、さまざまな画像を簡単な操作で表示可能だ

「DesignCentral Imager(デザインセントラル イメージャー)」のデモ画面。高品位の画像を、直感的な操作により、簡単かつ短時間で作成できる。「クレイモデリング」「バーチャルフィルム」凹凸を表示する「ゼブラチェック」、幅が変えられる「グリッド」、「メッシュ」など、さまざまな画像を簡単な操作で表示可能だ


 「ビューワは技術指向に偏りがち」というデザイナー側の声を汲み上げた本ソフトには、今までにない、さまざまな機能が盛り込まれている。大きな特長としては、「GUI採用による直感操作」(シンプル、スピーディー、かつ美しいがポイント。最低2回の操作で画像完成)、「多彩なデータを高速表示」(アニメーション自動作成、画面分割による複数画像比較、モデリング過程など)、「高品質(HDRI)な背景環境画面を装備」(ハイクオリティーの背景7枚をプリセット。クルマのカラーも簡単に変更可能)などが挙げられる。これらを含めて製品全体に共通しているのは「マニュアル不要で、誰でも簡単に短時間でデザインレビューが作成できる」ということ。加えてデザイン現場のニーズを反映する高い機能を搭載した本製品は、デザイナーのイマジネーションを刺激し、デザイン・プロセスの効率化と生産性も大いに向上することだろう。

「DesignCentral Imager」のカタログ

「DesignCentral Imager」のカタログ


 自動車業界向けを中心に販売展開を行うが、今後はさらに家電・電機製品、家具などのプロダクトデザイナーや、建築業界などにも対象を広げていく予定。対応OSは『Windows XP SP2』だが、MAC対応も視野に入れているとのこと。また「レンタルモデル(1年レンタル/19万8000円(税抜き)」もあり、将来的にはWebからのダウンロード購入にも対応していく。
( 吉岡里美 )


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