5月9日、ニコニコ動画を運営するニワンゴはヤフーと協業を発表した。ニコニコ動画のサービスをヤフーの検索サービスに取り込んだり、ニコニコ市場でヤフーのショッピングサービスを利用できるようになる。
ニコニコ市場にYahoo! ショッピングのリンク
今回の協業によって、まずニコニコ動画はニコニコ市場にYahoo!ショッピングの貼り付けが可能になる。これまでのAmazonの商品よりも品揃えやアイテムが豊富なことから、「ネタ」としてのニコニコ市場をより多彩にでき、ヤフー側としてはここからYahoo!ショッピングへの誘導が可能になる。Yahoo!ウォレットを使ったニコニコ動画のプレミアム会員費の支払い決済も可能になる。一方、ヤフー側はニコニコ動画から検索インデックスを受けることによって、ニコニコ動画がヤフーの動画検索に対応する。さらにYahoo!ツールバーからの動画検索も可能になる。ニワンゴが検索インデックスを公開するのはこれが初めてで、今後他社にも提供していく。Yahoo!オークションはAPIを利用してニコニコ動画経由で入札、落札ができる機能や動画で商品紹介をしながらオークションに出品できる新機能を開発する予定。他にもYahoo!IDでニコニコ動画の利用が可能になったり、オーバーチュア社の検索連動型広告の導入なども行われる。
今回の協業にはお互いに大きなメリットがあるだろう。まずニコニコ動画としては2ちゃんねるユーザーや男性ユーザーに偏っているユーザー層が、一般サービスであるヤフーユーザーの利用によって一般層への移行が起こることが期待できる。Yahoo!ウォレットが決済に利用できることで、既存ユーザーのプレミアム会員移行へのハードルを下げることになり、頭打ちになっているプレミアム会員を増やせることも見込めるだろう。またYahoo!という国内屈指のインターネット企業の後ろ盾を得ることもできる。
一方、ヤフーにとっては立ち後れているWeb2.0サービスの一部門としてニコニコ動画を使えるようになり、これを入り口としてヤフーのサービスへの誘導が可能になると同時に、すでに700万ユーザーに達したニコニコ動画会員を取り込むことができる。
若者文化の発信源の勢い
ニコニコ動画ユーザーにあって、ヤフーユーザーにないもの。それはたぶん「勢い」だろう。ニコニコ動画のユーザーは一部目に余る行動も見られるが、間違いなく現在のインターネット文化を牽引するユーザー層の集まりだ。そしてこの場が若者文化の発信源になりつつあるのは、初音ミクなどの自作音楽の隆盛、使用楽曲やゲームの販売量の増加などに結びついていることからも明らかである。ヤフーというある意味「枯れた」サービスが、このユーザー層の勢いを欲したとしてもそれは間違いではないだろう。ヤフーにニコニコユーザーが大挙して押しかけたとき、起こるのは化学反応なのか、それとも拒否反応なのか。今後の動きに期待したい。
ニコニコ市場にYahoo! ショッピングのリンク
今回の協業によって、まずニコニコ動画はニコニコ市場にYahoo!ショッピングの貼り付けが可能になる。これまでのAmazonの商品よりも品揃えやアイテムが豊富なことから、「ネタ」としてのニコニコ市場をより多彩にでき、ヤフー側としてはここからYahoo!ショッピングへの誘導が可能になる。Yahoo!ウォレットを使ったニコニコ動画のプレミアム会員費の支払い決済も可能になる。一方、ヤフー側はニコニコ動画から検索インデックスを受けることによって、ニコニコ動画がヤフーの動画検索に対応する。さらにYahoo!ツールバーからの動画検索も可能になる。ニワンゴが検索インデックスを公開するのはこれが初めてで、今後他社にも提供していく。Yahoo!オークションはAPIを利用してニコニコ動画経由で入札、落札ができる機能や動画で商品紹介をしながらオークションに出品できる新機能を開発する予定。他にもYahoo!IDでニコニコ動画の利用が可能になったり、オーバーチュア社の検索連動型広告の導入なども行われる。
今回の協業にはお互いに大きなメリットがあるだろう。まずニコニコ動画としては2ちゃんねるユーザーや男性ユーザーに偏っているユーザー層が、一般サービスであるヤフーユーザーの利用によって一般層への移行が起こることが期待できる。Yahoo!ウォレットが決済に利用できることで、既存ユーザーのプレミアム会員移行へのハードルを下げることになり、頭打ちになっているプレミアム会員を増やせることも見込めるだろう。またYahoo!という国内屈指のインターネット企業の後ろ盾を得ることもできる。
一方、ヤフーにとっては立ち後れているWeb2.0サービスの一部門としてニコニコ動画を使えるようになり、これを入り口としてヤフーのサービスへの誘導が可能になると同時に、すでに700万ユーザーに達したニコニコ動画会員を取り込むことができる。
若者文化の発信源の勢い
ニコニコ動画ユーザーにあって、ヤフーユーザーにないもの。それはたぶん「勢い」だろう。ニコニコ動画のユーザーは一部目に余る行動も見られるが、間違いなく現在のインターネット文化を牽引するユーザー層の集まりだ。そしてこの場が若者文化の発信源になりつつあるのは、初音ミクなどの自作音楽の隆盛、使用楽曲やゲームの販売量の増加などに結びついていることからも明らかである。ヤフーというある意味「枯れた」サービスが、このユーザー層の勢いを欲したとしてもそれは間違いではないだろう。ヤフーにニコニコユーザーが大挙して押しかけたとき、起こるのは化学反応なのか、それとも拒否反応なのか。今後の動きに期待したい。
(
矢橋司
)
記事についてのご意見・ご感想
『 ~検索やショッピングサービスなどで連携 』に対する






ページの先頭へ
