現在、ウェブアプリケーションは商取引や公共サービスなどに広く使われるようになり、普及が進んでいる。それに伴い、ハッキングなどの脅威も劇的に増大しているのが実情だ。従来のセキュリティ製品では対応できないウェブアプリケーションへのハッキングへの対策が急務となっている。こうした背景から、韓国で販売実績第1位を誇る、ユニークなロジック分析エンジンを搭載したウェブアプリケーションファイアウォール製品「WAPPLES」(ワップル)の日本国内での販売が開始された。
4月30日、アプリケーション・セキュリティ・ソリューションベンダーの韓国ペンタセキュリティシステム (イ・ソクウ=李錫雨社長)は、企業向け情報サービス企業、株式会社クエスト(東京・港、佐藤和朗社長)と代理店契約を締結。同社が開発したウェブアプリケーションファイアウォールソリューション「ワップル」を日本市場に供給すると発表した。

ペンタセキュリティシステムの日本語サイト(http://www.pentasecurity.com/japan/)
クエストでは今後、ワップルをクエストのトータル・プラットフォーム・ソリューション(TPS)のセキュリティソリューションに組込み、ワップルの販売代理店として専門チームを構成。情報セキュリティに関心の高い金融・製造業の顧客を中心に提案していくとともに、二次代理店を通じた拡販を行い、初年度売上高3億円を計画している。
ペンタセキュリティシステムが開発したワップルは、韓国の官公庁、大手金融機関などが導入しており、同社によるとウェブアプリケーションファイアウォール製品としては2008年の韓国国内販売実績第一位を獲得している。
ワップルは、セキュリティロジック分析エンジンを搭載しており、パターンファイルに頼ることなく新しい種類の攻撃をより正確に検知し、即時に防御することが可能。
ワップルでは、ウェブアプリケーションに手を加えることなくセキュリティを確保できるため、開発に伴っていたセキュリティロジックの組み込みが不要になり、開発・管理工数が削減でき、初期導入時のコストダウンや維持管理が容易となる。
クエストの佐藤和朗社長は「半年にわたり、ワップルの厳格かつ徹底したテストを行い、日本企業の情報セキュリティ対策に革新的な効果をもたらす製品であることを確認した。日本ではウェブ・セキュリティに対する関心が高まっており、ワップルを組み込んだ当社のセキュリティソリューションが、多くの企業のITの価値を高めることに貢献できると考えている」とし、ペンタセキュリティシステムとの協力関係強化に意欲を示す。
一方、ペンタセキュリティシステムのイ・ソクウ社長は、「クエストはIT業界においてこれまで40年以上の実績があり、事業の成功を通して多くのノウハウと専門技術を持った人材を保有する企業で、ワップル事業の拡大に大きく貢献してくれると思う」とするコメントを発表。供給元として信頼できるクエストとパートナーシップを形成し、技術支援サービスの提供を通じてシェアを拡大していく。
(
櫻井弘次
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