ブロードバンドタワー 仮想ホスティングサービス「Collective Hosting」、セキュアで安定した仮想環境を実現。運用管理や拡張も容易に

2008年05月27日(火)

[ 84 号]

 インターネット上で拡大が続くSaaSやASPでは、ノンストップの信頼性とハイレスポンスの高速性が求められるサービスだ。それらを実現するためには綿密なシステム設計と適切な運用管理を行う必要がある。特に中小企業やベンチャー企業であれば、必要な人員が揃えられないこともあるだろうし、最低限のコストでサービスを提供したいと考えるだろう。それを可能にするホスティングサービスに注目が集まっている。ホスティングサービスのメリットとは何か。株式会社ブロードバンドタワー(東京・港、大和敏彦代表取締役社長)事業開発本部の細谷公一本部長代理に話を聞いた。

事業開発本部・細谷公一本部長代理

事業開発本部・細谷公一本部長代理


 仮に自社内にサーバを設置してサービスを提供する場合、機材の購入から設定、日々の管理といった業務が必要となる。サーバがダウンして業務に支障が出ることを避けるためにはそれなりの人員を配置する必要があるし、外部からの攻撃で狙われないようにセキュリティ製品の導入・監視体制の構築も不可欠だ。こうしたサーバの管理業務は片手間でやるのは難しく、特に人員強化が難しい中小企業ではシステム管理者などに大きな負担を強いることになってしまう。

 これに加え、「最近の課題が、いわゆる日本版SOX法をはじめとした内部統制の高まり」と細谷氏は指摘する。上場企業でなくとも、取引先の上場企業から内部統制やIT統制を求められるなど、これまで以上にサーバの運用管理の適正化が必要となっているという。

 ホスティングサービスであれば、信頼性の高いシステムがあらかじめ用意されており、安全な電子データの運用が可能だし、普段の運用管理や障害時にも専門家が対応してくれる。自社内ですべて構築するよりもコスト面で有利なことも多いのがメリットだ。

 ホスティングサービスにも弱点がある。特にアクセス数の多いWebサイトを運用する企業の場合、サーバのパフォーマンスや安全性、安定性、必要に応じた拡張性などを確保していこうとするとそれなりのスペックやサーバー台数が必要となり、コスト面でのメリットが少なくなってしまう。

 それに対してブロードバンドタワーが提供する仮想ホスティングサービス「Collective Hosting」は、サーバとしては安定性と信頼性に優れたメインフレームを利用し、仮想化技術を組み込むことでコストを抑えたサービスを実現した。データセンターのグリーン化にも積極的な同社。仮想化によって物理的なサーバを増設する必要がなくなり、サーバスペースの効率化と消費電力の削減を可能にし、さらに物理的なサーバが少ないため運用管理も容易だ。

株式会社ブロードバンドタワーは、コンピュータプラットフォームやEコマースプラットフォーム事業を展開。同社のマネージドホスティング「Flex Hosting」は高品質で低価格なサービスとして定評がある

株式会社ブロードバンドタワーは、コンピュータプラットフォームやEコマースプラットフォーム事業を展開。同社のマネージドホスティング「Flex Hosting」は高品質で低価格なサービスとして定評がある


 サーバを設計する場合、アクセスが急増するピーク時に合わせて構築する必要があるが、物理的なサーバをそれに合わせて設置するとコスト高になるだけでなく、通常時には利用率が低くムダな投資になってしまう。仮想化であれば、ピーク時に柔軟に構成を変更して動的に負荷を分散させることができ、必要な時に必要なリソースを利用できるためシステム構築を効率化できるわけだ。また、サーバの統合・集約によってコスト削減も図れる。

 拡張性も、仮想サーバを増やすだけなので物理的なサーバを増設するよりも容易に、低価格で行える。発展途上にある企業でも、コストを抑えて現状に適したサーバ環境を構築し、ビジネスが発展したらすぐに仮想マシンを増やして増設を図ることもできて効率的だ。

 Collective Hostingで使われているメインフレームと仮想化技術は、IBMによる信頼性の高い技術を使っており、安定性は抜群。IXに直接接続する高速なバックボーンを利用できる点も心強い。

 ブロードバンドタワーは、顧客に大手ポータルのヤフーを抱えるなど、長年大規模なサイトも管理してきた実績とノウハウがある。サーバを自社内に置いて管理するよりも、安心して任せられる信頼性も見逃せないポイントだ。

Collective Hostingとは


・Collective Hosting サービスは、IBM社メインフレームSystem z上のz/VM(仮想マシン)の仮想化技術にて仮想Linuxサーバーを提供するホスティングサービスだ。
・System zは金融系などのミッションクリティカルなシステムでも多く採用されている堅牢性の高いハードウェア。高信頼、高可用なサービスを提供する。

■お問い合わせ
株式会社ブロードバンドタワー
TEL:03-5573-8005
http://www.bbtower.co.jp/
( 文:小山安博、写真:岡部ユミ子 )

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