テレビ朝日は、サイバーエージェントと共同開発したブロガー参加型テレビCMを制作/放送する広告商品「ブロマーシャル」のサービスインを発表した。広告主からの制作依頼に従い、サイバーエージェントのブログサービス「Ameba(アメブロ)」会員約310万人から企画案を募る。制作はテレビ朝日が実際に行い放送する。なお、スポットは電通が今夏から販売する予定で、初年度は1億円の売上を見込んでいる。
テレビとIT企業。何となくきな臭い匂いが漂う近年にあって、今回の協力関係はテレビ局として初の試みとなる。では、両者の関係のあり方に一石を投じたテレビ朝日のココロとは? まずは営業開発部・木野崎泰志氏にこのあたりについて説明してもらった。
「IT企業はどうしてもナショナルクライアントがほしいが、ルートを持っていない。かたやテレビ局側は新しいことをやりたい。無論、インフラが整備されたことで、独自にクロスメディアを行う体制は整っているが、一緒にやってこそ、と感じさせるサービスが多いのも事実である。今回のサービスは告知を行うだけで、相当なバイラル効果が生まれると考えている。何より、アメブロ内のブログ記事ネタ提供サービス『クチコミ番付』や、著名ブロガーを巻き込むことによって、瞬く間に2000~3000のネタが上がってくる点が魅力」
広告産業全体の4兆円のうち、テレビは約半分の2兆円を占めるといわれる。しかし、テレビ局が儲かっているかといえば「その数字は横ばい。何らかの起爆剤がほしい」のが実情である。また、企業の目線に立てば、テレビCMに割けるほど予算のある会社は一部で、大手でもテレビCMの予算を持っていない製品/サービスはたくさんある。
「広告スポットを提供する際、これからは付加価値や提供価格の幅が必要になってくる。極端なキラーコンテンツを例に取るが、映画『相棒』と企業製品の共同CMはクライアントから大好評だった。弊社のHPにも企業のバナー広告(テレビCMのストリーミングへ飛ぶ)が貼ってあるように、クロスメディアへ踏み出すことで、新時代に対応できると考えている」
飲料水・自動車メーカー・教育関連産業から引き合い殺到
早速、今回のニュースを聞きつけ、飲料水・自動車メーカーや教育関連産業から引き合いは殺到。また、他のブログサービスを提供するIT企業はもちろん、電通に先を越された博報堂なども名乗りを上げているという。「今後も二弾、三弾を用意しているが、どこの企業と何を一緒にやるにせよ、常にウィン・ウィンの関係が築くことは忘れてはいけない。旧ライブドアのようなやり方はいただけない。IT企業の方々の多くはトヨタが年間1000億円の広告費を使っていることを知らないのかも。それでもテレビ局を買おうとしないのはなぜか。そもそも買えないということを知っているからです」
今回のサービスの意図は、テレビの同時性や即時性、リーチの広さと、ブログの情報波及力を組み合わせ、双方の特徴を生かした広告を提供しようというもの。「ブロガー受けし、弊社の番組のようなエッジの利いた実験的な作品が生まれそう」。奇抜なアイデアをプロの制作者がどう料理するか。他局が追随するようなインパクトを作り出してくれることを期待したい。

テレビ朝日のHP(http://www.tv-asahi.co.jp/)木野崎氏の所属する営業開発部が立ち上がったのは昨年からとか。今後もITを活用したさまざまな展開が見られるかもしれない
テレビとIT企業。何となくきな臭い匂いが漂う近年にあって、今回の協力関係はテレビ局として初の試みとなる。では、両者の関係のあり方に一石を投じたテレビ朝日のココロとは? まずは営業開発部・木野崎泰志氏にこのあたりについて説明してもらった。
「IT企業はどうしてもナショナルクライアントがほしいが、ルートを持っていない。かたやテレビ局側は新しいことをやりたい。無論、インフラが整備されたことで、独自にクロスメディアを行う体制は整っているが、一緒にやってこそ、と感じさせるサービスが多いのも事実である。今回のサービスは告知を行うだけで、相当なバイラル効果が生まれると考えている。何より、アメブロ内のブログ記事ネタ提供サービス『クチコミ番付』や、著名ブロガーを巻き込むことによって、瞬く間に2000~3000のネタが上がってくる点が魅力」
広告産業全体の4兆円のうち、テレビは約半分の2兆円を占めるといわれる。しかし、テレビ局が儲かっているかといえば「その数字は横ばい。何らかの起爆剤がほしい」のが実情である。また、企業の目線に立てば、テレビCMに割けるほど予算のある会社は一部で、大手でもテレビCMの予算を持っていない製品/サービスはたくさんある。
「広告スポットを提供する際、これからは付加価値や提供価格の幅が必要になってくる。極端なキラーコンテンツを例に取るが、映画『相棒』と企業製品の共同CMはクライアントから大好評だった。弊社のHPにも企業のバナー広告(テレビCMのストリーミングへ飛ぶ)が貼ってあるように、クロスメディアへ踏み出すことで、新時代に対応できると考えている」
飲料水・自動車メーカー・教育関連産業から引き合い殺到
早速、今回のニュースを聞きつけ、飲料水・自動車メーカーや教育関連産業から引き合いは殺到。また、他のブログサービスを提供するIT企業はもちろん、電通に先を越された博報堂なども名乗りを上げているという。「今後も二弾、三弾を用意しているが、どこの企業と何を一緒にやるにせよ、常にウィン・ウィンの関係が築くことは忘れてはいけない。旧ライブドアのようなやり方はいただけない。IT企業の方々の多くはトヨタが年間1000億円の広告費を使っていることを知らないのかも。それでもテレビ局を買おうとしないのはなぜか。そもそも買えないということを知っているからです」
今回のサービスの意図は、テレビの同時性や即時性、リーチの広さと、ブログの情報波及力を組み合わせ、双方の特徴を生かした広告を提供しようというもの。「ブロガー受けし、弊社の番組のようなエッジの利いた実験的な作品が生まれそう」。奇抜なアイデアをプロの制作者がどう料理するか。他局が追随するようなインパクトを作り出してくれることを期待したい。
(
板垣威史
)
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『 ブロガー参加型テレビCM「ブロマーシャル」、テレビ朝日とサイバーエージェントが共同開発 』に対する






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