データセンター(iDC)の役割は基本的に「ファシリティとネットワークの提供」である。しかし、ITを活用した事業を展開したいクライアント企業にとっては、ミドルウェアやアプリケーションの導入から、実際の経営でどのように活用すべきか、効率よくリードしてくれるパートナーが最も望まれるのである。そこで注目されているのが住商情報システムの「netXDC」だ。その名の通り、単なるiDCとは異なり、改善・提案までもこなす先進的ワンストップサービスとして成長を続けている。
着実に実績を伸ばし続ける
ミッションクリティカルな業務システム。これを社内でコンプライアンスに耐えうる形で運用するのは困難で、実現できたとしても施設や設備、人件費など多大なコストがかかるばかりか、グリーン化対応などもあって年々負担は増大する一方だ。必然的にコストパフォーマンスに優れたアウトソーシングを活用する流れが生まれるが、実際、業務システムに耐えうるサービスを選択しようとすると、ネットワークからハードウェア、ミドルウェア・アプリケーション開発と複数社と契約を交わす必要があるうえ、ソリューションとしての安定性が保証されるわけでもなく、結局は業務を効率よく運営する以前に、サービスの比較・選択にリソースが裂かれてしまうおそれがある。
そうした背景から、2001年10月のサービス開始以降、着実に実績を伸ばし続けている住商情報システムの「netXDC」が注目を浴びている。netXDCは、住商情報システムが長年、親会社・住友商事の社内システムを開発・運営する事業の延長線上として生まれた、ワンストップ型のアウトソーシングサービスである。
国内数カ所に、設計時点から堅牢な免震構造を取り込んだデータセンターを擁し、また住商情報システムがパートナーシップを結ぶ各種ベンダーのさまざまな業務アプリケーション・ミドルウェア・ソリューション・パッケージを効率よく組み込むことができる。さらに、長年のノウハウを蓄積した技術陣が、最適なサービスを選択・提供してくれるので、依頼側はじっくりと要件の設計のみに集中できるのである。
障害時対応の高度化を実現
「netXDC」のサービスメニューは、通常のデータセンターのようにPingでのサーバ監視や手順書による対応(ベーシックプラン)もあるが、最大の強みは「アカウントSE」というクライアント企業専任スタッフを提供する「アドバンスド運用サービス」である。
このプランでは、障害が発生した際に最低限の対応ではなく、システム内部に深く入り込み、起こりうる障害を検知、原因の切り分けや回避策を実行してくれる。まさに、運用面での『ノンストップ』を支援するといってもいいだろう。
このサービスを実現するために住商情報システムが選択したのが国際的ガイドラインのITILである。ITILは、イギリス政府が策定したコンピュータシステムの運用・管理業務に関する体系的なガイドラインで世界的に評価が高い。住商情報システムは、包括的なガイドラインに過ぎないITILを、詳細な行動基準としてプロセスを定義。社内の知見として磨き上げ、24時間365日対応の「netXDC」の運営に適用することで、品質維持・向上だけでなく障害対応の高度化が可能になっているのである。

データセンタの24時間365日ノンストップ運用を支えるコントロールセンタ
事前検証の専用施設も
住商情報システムは「netXDC」を「ソリューション指向データセンター」と定義している。
高品質なコネクティビティサービスだけでなく、パートナーベンダーの豊富なサービスを組み合わせた総合力を強みにしている。
最新のソリューションに関しても、netXDC事業部にはアプリケーション・ハードウェアなどを常に検証・導入をしており、例えばPUE(Power Usage Effectiveness データセンターのグリーンIT指標)などでもベンダーと連携することで、メーカー推奨する消費電力水準をクリアするなどのメリットが提供できる。
「新たなシステム導入の依頼があっても、あらゆるサービス・ソリューションが手の届く範囲にあり、速やかに対応できるという強みがあります」(IT基盤ソリューション事業部netX事業開発部・中村彰宏主任)

IT基盤ソリューション事業部netX事業開発部の中村彰宏主任
事前検証については「netXLAB」と呼ばれる施設を用意。新しいシステム導入前の検証支援も受けられる体制を備えており、システム稼働を盤石な体制で迎えられるようになっている。

システム導入前の事前検証環境が整った「netX LAB」を用意している
また、住商情報システムには「IT基盤ラボラトリー」というセクションもある。SaaSや仮想化など、最新の技術の研究開発を進めており、関連サービスの提供も適時行っていくという。
「SaaSについては、ユーティリティコンピューティングプラットフォームとして、今年度中を目標にサービス提供の準備を進めています」(IT基盤ソリューション事業部netX事業開発部・中澤俊哉シニアマネージャー)

IT基盤ソリューション事業部netX事業開発部の中澤俊哉シニアマネージャー
アカウントSEに代表される『顔の見えるIT』を売りに、最新かつ安定しテクノロジーをシームレスに提供できるnetXDC。
アウトソーシングサービスの注目株として、今後も目が離せない。
お問い合わせ
03-5166-1914
http://www.netxdc.com
(
文:増田真樹、写真:岡部ユミ子
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