企業のウェブサイトが1年間に排出するCO2は約1トン。この分をわずか5250円でグリーンな電力に替えるユニークなサービスがある。ラウル株式会社が提供する「GSL(グリーンサイトライセンス)」だ。

低コストが魅力 5分で手続完了
年間約1トンというのにはちゃんと理由がある。標準的なサーバ一台を24時間365日稼働させるのに必要な電力から算出すると、約1トンと非常にキリのいい数字となるのだ。
ラウル株式会社(東京・新宿)は企業の環境対策推進の手助けをするコンサルタント会社。「日本は京都議定書でマイナス6%のCO2削減を実現しなければいけないのに、現状では8%もプラスになっている。こんな現状を変えたい」と代表取締役社長の江田健二氏は語る。

GSLは企業ウェブサイトをグリーンな電力で運営するサービス。費用は年間わずか5,250円と「呑み会1回分を我慢すれば捻出できる額」(同社・江田健二社長)。認証ボタンの設置も簡単だ http://www.gsl-co2.com/
今はCSR(企業の社会的責任)が問われる時代だ。例えば富士ゼロックスは、昨年から取引先にも環境対策推進などを求める「CSR調達」を実施している。
しかし、いざエコ対策をしようにも、正直何から手をつけたらいいのかわからない企業は多いはず。GSLはリーズナブルかつすぐに始められ、企業の顔であるウェブサイトをグリーンな電力で運営できるため、内外に対して温暖化対策の取り組みをアピールできるのが一番の利点だ。
「ウェブにGSL認証ボタンを貼る作業は5分とかからないし、貼ってしまえば後はOK。中小やベンチャーでもすぐに取り組める」。サービス開始3ヶ月ですでに276社、420サイトがGSLを導入している。
企業におけるグリーンIT化は、単に地球環境への貢献するというだけでなく、企業自体への投資という側面がある。例えば、企業が率先して環境貢献をすることにより、社員は、光熱費や営業者のガソリン代の節約などの「実のある」グリーン化に積極的に参加することが期待できる。また、CSRにおけるアピールポイントとなるので、企業価値の向上にもつながる。
そうした点でもGSLは企業にうってつけのグリーンIT化の手段と言えるだろう。
東京IT新聞も「GSL」を導入
東京IT新聞(株式会社トレンドアクセス)のWebサイト(http://itnp.net/)でもこの8月からGSLを導入している。IT業界に携わる企業として、少しでもCO2削減に寄与したいとの思いからだ。
《弊紙編集長・井上佳国のコメント》
「GSLの理念に共感し、このほど導入した。小さな一歩ではあるが、グリーンIT化に少しでも協力していきたい」

東京IT新聞(株式会社トレンドアクセス)のカーボンオフセット証明書
(
斉藤円華
)
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