日本気象協会が気象ポータル「tenki.jp」を刷新

2008年09月09日(火)

[ 98 号]

 財団法人日本気象協会は9月1日、気象ポータルサイト「tenki.jp」をリニューアルした。ユーザーが直接記入したり、ブログから自動抽出したりする気象情報や天気について感じたことをサイトのコンテンツにする「みんなの気持ち」などWeb2.0型のサービスを始めたのが特徴。雨雲が変化していく様子が分かるフラッシュ画像などを拡充し、ブログパーツとしても提供する。競合で民間最大手のウェザーニューズは同日から、日韓連携のコミュニティサイトの運営を開始している。天気情報関連のネットサービスの競争が激化しそうだ。

9月1日にリニューアルした http://tenki.jp/ 高精細で美しい画像を増やし、分かりやすくなった

9月1日にリニューアルした http://tenki.jp/ 高精細で美しい画像を増やし、分かりやすくなった


 CGMコンテンツの「みんなの気持ち」では、「天気をもっと楽しくする」をコンセプトに、雲などの写真共有やユーザー同士の質問コーナーなども設ける。著名な気象予報士が書き込むこともある。「今日の天気にヒトコト」と題したミニブログ機能も盛り込んだ。単に楽しむだけでなく、近年、社会問題になりつつあるゲリラ豪雨や台風、地震などの際、市民が防災情報を共有するコミュニティになることも期待している。ただ、こうしたCGM機能について、携帯電話への展開は今後検討する段階だ。

 CGM関連以外では、高精細な衛星画像や天気図、レーダー画像の提供を始めた。また、日常の消費行動の参考になる天気連動型の指数を一挙に22種類公表し始めた。お出かけ指数や洗車指数、紫外線指数、ビール指数、アイスクリーム指数などで、今後随時増やしていく。一般ユーザーだけでなく、飲食店や小売店などのサイト利用にもつなげる。

 リニューアルを機に、今後1年間で登録会員を60万人とする計画。月間のユニークユーザー数は現在の46万人から倍増を目指す。従来は30~40代の男性サラリーマンの利用が多かったが、いわゆるF1層と呼ばれる20~35歳のOLや主婦層を取り込んでいく。

 収益事業に育てるため、10月からヤフージャパンのアドネットワークにも参加する。インターネット関連の売上高は2007年度で7000万円だったが、来年度には1億3000万円程度に引き上げる。他業界の事業会社とコラボレーションするなど収益源の多様化も急ぐ計画だ。
( 麻田桂 )

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