業界初、電子書籍書庫サービス 「トランクルーム」

[イーブックイニシアティブ]

2007年07月24日(火)

[ 46 号]

「eBookJapan トランクルーム」 ダウンロードした電子書籍を、インターネット上の書庫で保管可能

「eBookJapan トランクルーム」 ダウンロードした電子書籍を、インターネット上の書庫で保管可能

 株式会社イーブックイニシアティブジャパンは、7月3日、電子書籍販売サイト「eBookJapan」(以下イーブックジャパン)で、国内初となる電子書籍の書庫サービス「トランクルーム」を開始した。

 同サービスは、購入した電子書籍をインターネット上に蔵書として保管することができるというもの。利用者は、パソコンにダウンロードした電子書籍をトランクルームに預けておくことで、使用するパソコンの故障時や、買い替え後でも、安心して蔵書を楽しめる。電子書籍は、一冊の情報量のサイズが20MB~30MB。多量に購入するにはパソコン内に多くの容量を要するが、電子書籍のトランクルームへの保管は、その解消にも繋がる。

 また、トランクルームを経由し、閲覧に利用したいパソコンに、電子書籍を移動して読むこともできる。設定可能なパソコン台数は2台まで。これまで通り、電子書籍のデータを複製しての閲覧や、2台同時での閲覧を制限し、著作権を保護しつつ、自宅や会社など、ユーザーの利用状況に応じた読書環境を提供する。

 「百冊以上購入されているユーザーの利用が多いですね。その高い汎用性と利便性で、既にご好評をいただいております。従来のサービスは、電子書籍をダウンロードしたパソコンに限定した閲覧と保存で、ユーザーにとっての読書環境が制限され、不便さを指摘する声もございました。そういったニーズに対応したトランクルームは、大きなユーザーメリットがあります」(同社広報担当・上田氏、以下同)。

 イーブックジャパンは、2000年から電子書籍販売サービスを開始。以来、50万人が利用し、ユーザーの月平均購入冊数は10冊と年々増加傾向にある模様だ。

 「ヘビーユーザー以外にも、今回のサービスインで利用環境の快適さを認識、体感していただき、様々なライフシーンで読書を楽しみたい、より多くの方に利用していただきたいですね。顧客満足の高い書籍提供はもちろん、顧客還元の観点から、トランクルームのバージョンアップも図っていきたいです」と上田氏は話す。

 現在はβ版として、8月31日までに登録したユーザーは、百冊までトランクルームの無料利用が可能。β版終了後は、50冊までを無料とし、それ以上は適宜利用価格の導入を予定する。今後も利用者の声を汲み、パソコン以外の端末に電子書籍を移動して楽しむことのできるサービスも検討。一層の読書環境の拡張を目指す。

 多様な状況下での電子書籍の閲覧は、利用者が大きく期待を寄せるところ。ユーザーメリットを意識したこうした取り組みにより、更なる電子書籍の普及の拡大が予想される。
( 森村康久 )

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