[ミュゥモ・ミュージックガジェット]

アフィリエイト型音楽配信サービス

2007年08月07日(火)

[ 48 号]

ミュゥモ・ミュージックガジェット {ベータ版}(http://gadget.mu-mo.net/)

ミュゥモ・ミュージックガジェット {ベータ版}(http://gadget.mu-mo.net/)


 エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社の子会社、エイベックス・マーケティング株式会社は、7月18日、運営するPC向け音楽配信サイト「ミュゥモ・ミュージック」において、アフィリエイト型音楽配信サービス「ミュゥモ・ミュージックガジェット(ベータ版)」を開始した。

 スタートとなるのは、成果報酬型のアフィリエイトサービス。ユーザーはアフィリエイターとして、ミュゥモ・ミュージック内で配信されているアーティストの楽曲を、ブログやホームページといった個人のサイト上にて販売できる。「ミュージックガジェット」を用いて、個人のサイトで販売した楽曲の売り上げの5%が、販売報酬となる仕組み。

 会員登録後、楽曲や、ミュージックガジェットのタイプ、デザインを選択。発行されるタグをサイトに貼り付けると、楽曲のジャケット画像や試聴機などを掲載できる。ガジェットは、「バナータイプ」、「標準タイプ」、「ビデオタイプ」を用意。標準タイプでは、アーティストの楽曲の選定、ガジェットのカラーや型など、サイトの意匠に合うカスタマイズが楽しめる。ビデオタイプは、ビデオの販売やレンタル用で、映像視聴が可能。「Windows Media DRM」を採用し、著作権を保護する。

ユーザーは自身のサイト上で、アーティストの楽曲販売が可能

ユーザーは自身のサイト上で、アーティストの楽曲販売が可能


「商品選択や試聴などをユーザー側で埋め込むことができ、単なるバナー広告とは違う付加価値がポイントです。アフィリエイターとしてはアーティストのコアファン層、楽曲購入者としてはライトユーザ層をターゲットとしておりますが、既存のアフィリエイトサービスとは異なり、金銭的なメリットではなく、アーティストを応援する動機で利用していただいております」(同社デジタル制作部・山田氏、以下同)。

 口コミを活用し、より多くの利用者へ新しい音楽やアーティストとの出会いを提供。楽曲の販売促進に繋げる。「現在はベータ版のため、一人一アーティストのみのご利用ですが、反響は好意的で、サイトへの楽曲掲載自体を楽しんでもらえているようです。ユーザーの協力のもと、従来の音楽配信ではリーチしきれなかった層へのアピールやジャンルへの認知度を上げ、新たなマーケットを創り出していきたいです」と、今年度中に1万人のアフィリエイターとしての利用者の獲得を目指す。

 7月27日時点での、サービス対応アーティスト、楽曲は、AAA(トリプル・エー)の「夏もの」、宇野実彩子の「End of This Way」、中村中の「リンゴ売り」や「友達の詩」など。今後は、楽曲や音楽ビデオクリップなどを随時追加して、コンテンツの拡充を図りつつ、サービスの利便性の向上を目指す。また、利用者一人が取り扱えるアーティストの増幅も検討。他社とのアライアンスについても積極的に取り組んでいくとのこと。
 趣味や愛好する人、物は、思わず誰かに伝え、共有したくなるもの。熱心なファンであれば尚更だろう。人の心理と意思とを汲んだプロモーションのビジネスモデルとして、動向が気になるところだ。
( 森村康久 )

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