アクセスログ共有サービス『Pathtraq』公開

2007年08月21日(火)

[ 49 号]

 サイボウズグループで研究開発を専門に行うサイボウズ・ラボ株式会社が、8月8日、アクセス・ログ共有サービス『Path traq』(パストラック)を公開した。パストラックは、ウェブブラウザのアクセス履歴を収集し、サイト・ランキングやトラッキング分析の機能をもつサービスだ。

Pathtraq (http://pathtraq.com/)

Pathtraq (http://pathtraq.com/)


 サイト・ランキング機能は、インターネット・ユーザーの閲覧軌跡を元に、特定のドメインにこだわらないサイト横断ランキングを集計。またトラッキング分析機能によって、自分が検索したいページやサイトのアクセス・ログ解析ができる。どこからアクセスしどんなサイトへ去って行ったのか、そのページにどれだけのアクセスがあるかを一目瞭然に把握することが可能だ。

 パストラックを利用するには、対応ブラウザであるIEおよびファイヤーフォックス向けの拡張機能ソフトをあらかじめインストールする必要がある。次からは見たいウェブページに対するアクセス履歴を収集したり、その統計情報を簡単に閲覧できる。

8月8日のサイボウズ10周年記念イベントには13人のグループ会社社長が集まった。前段左端がサイボウズ・ラボ畑社長

8月8日のサイボウズ10周年記念イベントには13人のグループ会社社長が集まった。前段左端がサイボウズ・ラボ畑社長

 同日行われた「サイボウズ創業10周年記念記者発表会」にて、サイボウズ・ラボの畑社長は、
 「今までは、ソーシャルブックマークがウェブページの評価システムとして活用されていたが、行動の一部しか反映されなかったり、サイレントマジョリティの声が見えないなど、取れるデータはある程度限られている。パストラックは、自社サイトのみならずインターネット上のほかのページについても、アクセス状況を自動的に収集できるようになる」と述べた。

 更に、集計データの利用法について畑社長は、
 「例えば競合他社とのアクセス比較など、マーケティング担当者が効果的に使えるのでは。面白いデータが集まれば調査データとしてユーザーに還元することも考えている。まずは今後1ヶ月で1万人のインストールを目標にする。そしてグループウェアの大衆化をめざす世界一の企業を狙っていきたい」と語った。

 なお、プライバシー面を考慮し、収集したアクセスの統計情報のみを保存し、ユーザーの行動追跡などは行わない。アクセス元のIPアドレスはスパム対策のためにハッシュ化されたURLとともに、メモリ上に1時間蓄積後は自動的に消去される。自らの意思で一時的にログ収集機能を停止することも可能だ。

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