〔米国・ニューヨーク〕
従来の店舗型社会のヘルシー食志向に、トランス脂肪の使用禁止、と、この数年ファストフードチェンとしてかなりの痛手をくらい、メニューにサラダ類を加えたり、従来の店内デザインをカフェ風にリフォームしたり、と顧客の回復に勤しんでいるマクドナルドが次に考案したのは何と自動販売機型のレンタルDVD、Red Box。
マクドナルドが人々の生活から遠ざかり始めていた2003年、消費者がマクドナルドにもっと足を運ぶには何か、と集客力を戻す方法として立ち上げられた。現在はマクドナルドだけでなく、スーパーマーケットなど人々が頻繁に出入りするスポットに設置されているこのRed Boxは、その名の通り、真っ赤な自動販売機。店舗も従業員も一切配置されておらず、決済は全てクレジットカードかATMカードのみ、Eメールアドレスと郵便番号を登録すれば誰でもその日からDVDを借りる事ができる無人型、キヨスクタイプのレンタルDVDだ。
Red Boxの営業部長、ゲイリー・ランシーナ氏は、「Red Boxは当初マクドナルドへの集客力回復を目指し立ち上げられたものです。そのコンセプトは、ファストフードの概念に則って格安、便利、そして全て自動化されたサービスを提供すること。およそ2年間かけて市場調査を繰り返した結果、全て自動化されたキヨスクタイプの機械を設置する事と、新作DVDを1ドルでレンタルでき、返却はどこのRed Boxでも可能にする便利さに焦点を絞っています」と説明する。
大手のレンタルチェーンに比べ、DVDのセレクションの少なさは目立つものの、通常ならば4ドル前後かかる新作DVDのレンタル価格を1泊1ドルに設定し、特にメンバーシップなどの登録をする必要もなく、気軽に借りられる点は消費者を惹きつける大きな要素になっている。事実、2003年の立ち上げ時には設置数12箇所だったのが、2007年現在にはその数2900箇所に増大。利用者数は5000万人にも上り、これはレンタルDVD利用者全体の20%を占めるという。競合企業を尻目にすでに市場のトップ4入りをも果たしており、その規模は急激に、そして確実に拡大している。
アメリカは日本に比べ、映画やビデオ、DVD鑑賞など余暇をホームエンターテイメントに費やす割合が圧倒的に多いのが特徴。DVDプレーヤーを所有する家庭は統計で8000万以上、しかもその半数以上が2台以上所有しているという。このホームエンターテイメント市場を長年ほぼ独占状態だった大手レンタルチェーンのBlockbusterが、近年のオンライン化やメンバー制メールデリバリーシステムなど競合企業の出現により、絶頂期に比べると五分の一程店舗を縮小しているという事実もある。一方で、2003年の設立からほんの数年でトップ4にまで上りつめたRed Boxがこのレンタル業界で今後どこまで伸びるか、注目が高まっている。
従来の店舗型社会のヘルシー食志向に、トランス脂肪の使用禁止、と、この数年ファストフードチェンとしてかなりの痛手をくらい、メニューにサラダ類を加えたり、従来の店内デザインをカフェ風にリフォームしたり、と顧客の回復に勤しんでいるマクドナルドが次に考案したのは何と自動販売機型のレンタルDVD、Red Box。
マクドナルドが人々の生活から遠ざかり始めていた2003年、消費者がマクドナルドにもっと足を運ぶには何か、と集客力を戻す方法として立ち上げられた。現在はマクドナルドだけでなく、スーパーマーケットなど人々が頻繁に出入りするスポットに設置されているこのRed Boxは、その名の通り、真っ赤な自動販売機。店舗も従業員も一切配置されておらず、決済は全てクレジットカードかATMカードのみ、Eメールアドレスと郵便番号を登録すれば誰でもその日からDVDを借りる事ができる無人型、キヨスクタイプのレンタルDVDだ。

スーパーマーケット内に設置されているRed Box
Red Boxの営業部長、ゲイリー・ランシーナ氏は、「Red Boxは当初マクドナルドへの集客力回復を目指し立ち上げられたものです。そのコンセプトは、ファストフードの概念に則って格安、便利、そして全て自動化されたサービスを提供すること。およそ2年間かけて市場調査を繰り返した結果、全て自動化されたキヨスクタイプの機械を設置する事と、新作DVDを1ドルでレンタルでき、返却はどこのRed Boxでも可能にする便利さに焦点を絞っています」と説明する。
大手のレンタルチェーンに比べ、DVDのセレクションの少なさは目立つものの、通常ならば4ドル前後かかる新作DVDのレンタル価格を1泊1ドルに設定し、特にメンバーシップなどの登録をする必要もなく、気軽に借りられる点は消費者を惹きつける大きな要素になっている。事実、2003年の立ち上げ時には設置数12箇所だったのが、2007年現在にはその数2900箇所に増大。利用者数は5000万人にも上り、これはレンタルDVD利用者全体の20%を占めるという。競合企業を尻目にすでに市場のトップ4入りをも果たしており、その規模は急激に、そして確実に拡大している。
アメリカは日本に比べ、映画やビデオ、DVD鑑賞など余暇をホームエンターテイメントに費やす割合が圧倒的に多いのが特徴。DVDプレーヤーを所有する家庭は統計で8000万以上、しかもその半数以上が2台以上所有しているという。このホームエンターテイメント市場を長年ほぼ独占状態だった大手レンタルチェーンのBlockbusterが、近年のオンライン化やメンバー制メールデリバリーシステムなど競合企業の出現により、絶頂期に比べると五分の一程店舗を縮小しているという事実もある。一方で、2003年の設立からほんの数年でトップ4にまで上りつめたRed Boxがこのレンタル業界で今後どこまで伸びるか、注目が高まっている。

店舗縮小のサインにより別のテナントを募集するBlockbuster
(
松本貴子
)
記事についてのご意見・ご感想
『 ファストフードショップに自動販売機型レンタルDVD 』に対する






ページの先頭へ
