イメージセレクト検索システム「ISS」

画像から特徴を指定して商品を抽出・表示

2007年09月11日(火)

[ 52 号]

 株式会社ニッセンホールディングスのグループ会社、株式会社ニッセンは、8月23日、運営するインターネットショッピングサイト「ニッセンのオンラインショップ」において、同じくグループ会社で、リコメンデーションの専門企業、株式会社ALBERTが提供するイメージセレクト検索システム「ISS」の導入を開始した。

(http://albert-bullseye.com/iss-nissen/) 画像内の各部位にカーソルを当てるとキーワードが表示。選択した条件に合致した商品一覧が画面右横に抽出される

(http://albert-bullseye.com/iss-nissen/) 画像内の各部位にカーソルを当てるとキーワードが表示。選択した条件に合致した商品一覧が画面右横に抽出される


 同システムは、商品の写真やイメージの類似性に着目。画像のポイントとなる部分にタグを埋め込み、紐付けることで、従来の語句やカテゴリーでの検索に比べ、より直感的な商品抽出を可能とする。ユーザーは、画像の一部分を選択するだけで、各々嗜好に見合った商品を気軽に探し出すことができる。

 商品の画像上で、興味を抱く部位をマウスでポインティングすると、特徴となるキーワードが表示。クリックにより絞り込みが行なわれ、選択した条件に合致した商品が画面内に一覧にて抽出・表示される。同様に、カラーによる検索も可能。好みに適った部分的要素を保持し、上限4つまでと、複数の条件で絞り込むこともできる。

 「商品点数が多いカテゴリーで欲しい商品を探す場合、何度もページを送らねばならず、後方の掲載商品はユーザーの目に触れにくいという課題がありました。今回の導入でこの点を解決し、ユーザーの感性により、次々と商品に出会ってもらうことができます」(株式会社ニッセンインターネット推進部長・高芝氏)。

 これまでの同種の仕様事例は、開発費が数十億円と高価であったり、自動解析のため、扱う商品により、撮影角度や背景色などが異なる写真を用いるインターネットショッピングでは上手く機能しなかったり、問題点が多かった模様。「『ISS』は、画像自体を解析するのではなく、写真側の商品ポイントにタグ情報を持たせる手法です。また、手動で特徴登録を行なうことで、抽出精度の向上を実現しております」と、株式会社ALBERT広報担当の佐藤氏は話す。

 まずは、サイト内「靴・バッグ・アクセサリー」のブーツ、パンプスへ導入。119アイテムを対象とし、インナーウエアやレディースウエアなど、適用商品アイテムやカテゴリーは順次拡大予定とのこと。イメージ重視のカタログ販売に対し、目的型となるインターネットショッピングならではの売り場として、今後も検索性を向上させ、顧客ニーズと商品マッチングが簡易に行えるよう磨きをかけていく。

 検索時、ページ順行の繰り返しによるストレスや、商品にまつわるキーワードの失念は意外と多いもの。こうした画像を用いた感性による検索は利便性が高く、多岐分野においてますます利用の広がりが予測される。
※「靴・バッグ・アクセサリー」内のブーツ、パンプスに「ISS」を導入した「ニッセンのオンラインショップ」 http://www.nissen.jp/
( 森村康久 )

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