携帯電話のカメラで名刺や書類を読み取り

2007年10月16日(火)

[ 57 号]

 携帯電話のカメラを利用した文章のデジタル化サービスを手がけるアメリカのscanR社は、10月4日より、au携帯端末にて『スキャンR』サービスを開始した。auのビジネスツール『BusinessEZ』の正式コンテンツの一つである同サービスは、携帯電話のカメラをスキャナとして使用し、手元の名刺や書類文章を読み取ってPC上で管理・送信することが出来る。また、ホワイトボードの手書き文字を読み取ることも可能なので、会議などでメモを取る代わりに携帯電話で撮影し、書類を作成する、といったことが可能になる。もちろん、手書きの書類などを読み取ることも出来る。同サービスの提供は、1ヶ月315円でスキャン回数無制限の有料会員と、1ヶ月に5回までスキャンできる無料会員というシステムになっている。

それぞれの解析ソリューションでデータを読み取ることで、より鮮明に正確な情報がテキスト化される。それぞれ異なる送信先は以下の通り。 ●文章ドキュメント doc@scanR.com ●ホワイトボード文章  ab@scanR.com ●名刺  bc@scanR.com

それぞれの解析ソリューションでデータを読み取ることで、より鮮明に正確な情報がテキスト化される。それぞれ異なる送信先は以下の通り。 ●文章ドキュメント doc@scanR.com ●ホワイトボード文章 ab@scanR.com ●名刺 bc@scanR.com


 バスや電車の時刻表などを携帯電話のカメラで撮影する姿をよく見かけるが、やはり光が反射したり、文字がブレて読めないなど、携帯電話では完璧なデータとして保持しにくいのが現状だ。しかし『スキャンR』は、携帯カメラで撮影した画像をscanR社サイトの指定されたアドレスへ送信することで、同社独自開発の画像処理エンジンでゆがみや明度を自動的に補正し、PDFやJPEG画像などそれぞれ異なる変換形式で加工・保存してくれる。この時、併記したメールアドレスやFAX番号先へ自動的に転送もできるのだ。さらに、vCARD形式に変換されて保存された名刺データを、PCや携帯電話のアドレス帳に追加することも可能である。

 例えば、外出先で発注書などの書類を急にFAXする必要が生じた場合、わざわざコンビニへ走らずとも、その場で書類を撮影してFAX送信することができ、迅速な対応が要求されるビジネスユーザーにとって非常に便利なサービスであると言える。同サービスは英語圏で1年前から運用されており、日本初展開となる今回、同社はauとタッグを組んだ。同社インターナショナル・サポート・スペシャリストの山田氏は、
 「他のキャリアに比べ、auは新しいサービスを前向きに取り入れようとする姿勢が強く、『スキャンR』に大変興味を持っていただきました。そして、『BusinessEZ』と当社サービスのユーザーが一致していることから、このようなタイアップが実現しました」と語る。

 同社では今後、撮影した文章をWordへ変換するサービス等も検討中とのことだ。
( 石田絢子 )

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