引越してから近所や治安の悪さに驚くのはもう一昔前の話。かといって見知らぬ土地へ行って近所の住民の情報を調べるには限界がある。そこで登場したのが、アメリカ、サンディエゴに住むプログラマーのブラント・ウォーカー氏が開発した「Rotten Neighbor(不愉快な近所)」というサイト。グーグルマップを利用し、アメリカ全土に渡って近所の住民についてコメントを投稿するウェブサイトである。今年7月の立ち上げ以降、急速にその利用者数が拡大し、すでに何千人もの投稿があり、さらに25万人以上の利用者がサイトを訪れているということで話題を集めている。
Rotten Neighborの目的は、引越前の下調べの材料として、近辺にどのような人間が住んでいるのか、家探しのサーチエンジン、また不動産アシスタントとしての機能を果たすことにあり、特に不動産のエージェントやブローカーと提携しているわけではないという。サイトは、ブログのようにあくまで個人個人の投稿で構成されており、使い方はグーグルマップと似ている。自分の知りたい地域の郵便番号を入力すると、グーグルマップ上に無数の赤いマークが現われる。地図をズームインして近辺でマークの立っているところをクリックすると、「ここの犬は朝晩関係なく1日中吠えていてやかましい」、「仕事からプライベートまでイチイチ人の噂話ばかりするせんさく好きな住民」など比較的度合いの軽いものから、「奥さんや子供を始終殴っている家庭内暴力の男性がいる」などシリアスなコメントまで様々出てくる。コメントは否定的なものばかりではなく、中には肯定的なコメントを残しているものもあり、これからその土地に引っ越そうとする人たちにとっては価値のある情報源となっている。
しかし現在ベータ版で実用化されているこのサイトにはまだまだ改良の余地が残されており、事実、ロサンゼルスやニューヨークといった人気都市になると、ローディングに時間がかかったり、更新されない場合がある。一方で、ABCをはじめとする主要放送局を含めた各メディアが注目しているのは、サイトがもたらし得る地域への影響。例えば、全て個人による投稿で構成され、現在はよほど不適切でない限りはそのままコメントが残されているため、情報の信憑性と、プライベートを冒す点で法に触れないか、もしくは逆に訴訟されないかという点が挙げられる。さらに1人のコメントにより、町全体のイメージさえ崩れてしまう恐れがある点も指摘されており、サイトの利用度の高さに平行してサイトの持つ危険性についての議論も今後高まっていきそうである。
ちなみに、ウォーカー氏は今後グーグルマップのストリートビューなどもサイトに取り入れ、問題の住宅を歩道レベルで見られるようなサービスも加えていく予定だと言う。

http://www.rottenneighbor.com/
Rotten Neighborの目的は、引越前の下調べの材料として、近辺にどのような人間が住んでいるのか、家探しのサーチエンジン、また不動産アシスタントとしての機能を果たすことにあり、特に不動産のエージェントやブローカーと提携しているわけではないという。サイトは、ブログのようにあくまで個人個人の投稿で構成されており、使い方はグーグルマップと似ている。自分の知りたい地域の郵便番号を入力すると、グーグルマップ上に無数の赤いマークが現われる。地図をズームインして近辺でマークの立っているところをクリックすると、「ここの犬は朝晩関係なく1日中吠えていてやかましい」、「仕事からプライベートまでイチイチ人の噂話ばかりするせんさく好きな住民」など比較的度合いの軽いものから、「奥さんや子供を始終殴っている家庭内暴力の男性がいる」などシリアスなコメントまで様々出てくる。コメントは否定的なものばかりではなく、中には肯定的なコメントを残しているものもあり、これからその土地に引っ越そうとする人たちにとっては価値のある情報源となっている。

赤いマークをクリックするとコメントが現われる。中には個人名を載せたコメントも
しかし現在ベータ版で実用化されているこのサイトにはまだまだ改良の余地が残されており、事実、ロサンゼルスやニューヨークといった人気都市になると、ローディングに時間がかかったり、更新されない場合がある。一方で、ABCをはじめとする主要放送局を含めた各メディアが注目しているのは、サイトがもたらし得る地域への影響。例えば、全て個人による投稿で構成され、現在はよほど不適切でない限りはそのままコメントが残されているため、情報の信憑性と、プライベートを冒す点で法に触れないか、もしくは逆に訴訟されないかという点が挙げられる。さらに1人のコメントにより、町全体のイメージさえ崩れてしまう恐れがある点も指摘されており、サイトの利用度の高さに平行してサイトの持つ危険性についての議論も今後高まっていきそうである。
ちなみに、ウォーカー氏は今後グーグルマップのストリートビューなどもサイトに取り入れ、問題の住宅を歩道レベルで見られるようなサービスも加えていく予定だと言う。
(
松本貴子
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『 「近所について投稿する」サイト [Rotten Neighbor] 』に対する






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