広告動向が分かるASPサービス

2007年11月13日(火)

[ 61 号]

 株式会社スパイスボックスは、広告業界向けウェブマーケティングサービス「spice+(スパイスプラス)」を業界向けにリリースした。「スパイスプラス」とは、
●グリッド技術を使用し、低価格&ハイ・パフォーマンスな動画の配信を行うインフラ提供サービス「デリバー・スパイス」
●インターネット上における広告出稿状況調査・分析ツール「トレンド・スパイス」
●行動ターゲティング技術と株式会社アイメディアドライブの広告ネットワークを利用したサイトコンテンツ最適化サービス「BTスパイス」
●アイトラッキング技術を使用した低価格なユーザー視線動画提供サービス「アイトラッキング.jp」
の4つのサービスで構成される。特に注目されるのは、「任意の広告主について、どこにどれくらい出稿しているか」、「ポータルトップにはどんな広告主がどれくらい出稿しているか」といった様々な観点から集計して管理画面で提供するトレンド・スパイスだ。

 トレンド・スパイスは、インターネット広告出稿状況を、クライアント別・業種別・サイト別・掲載面別で調査・分析することができるASPサービスで、親会社であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社が提供している戦略的メディアプランニング支援システム「AD-Visor@ NEXT(アド・バイザー@ネクスト)」のデータベースと連携しており、約600サイト・約5万URLを対象とした広告データを保持している。対象となる広告データは、テキスト広告・バナー広告(Flash、gif、jpeg、png)で、対象データは現在も増加中。次々と蓄積されていく広告データを、様々な視点からグラフ・表で表示することが可能だ。

クライアント別分析機能では、クライアントの出稿状況の時系列表示などが可能

クライアント別分析機能では、クライアントの出稿状況の時系列表示などが可能


 期間を指定することで長期に渡るトレンドの参照が可能。また、実際に掲載されたバナー・テキストの広告クリエイティブも参照でき、全ての表示データはレポート形式でダウンロードできる。

 さらに、事前登録済みの広告主の広告が出稿されたことをメールで通知する速報通知機能も持っており、リアルタイムな分析も可能だ。また、全表示データがExcel形式でダウンロード可能となっており、レポート作成などに活用することも容易に行える。

「トレンドスパイス」の用途として広告主側では、
●競合企業の出稿・動向分析
●競合企業のクリエイティブ調査
●マーケティングへの活用
などの用途に活用でき、媒体側には、
●企業別に分析することで営業ツールとして
●各社出稿量の分析で商品企画ツールとして
●広告形式別の分析
で現在の広告トレンドの調査が可能であるとしている。

 eコマースを始める企業、現状の広告形態に不安を持つ広告主や、新たなセールス手法を模索しているメディア側に有効なツールと言えよう。

 「トレンド・スパイス」の月額利用料金は、広告主が30万円、媒体社は50万円。そのほかに、6ヶ月以上の契約と初期費用5万円が必要となる。
( 櫻井弘次 )

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