面白法人的業務を事業内容として掲げる株式会社カヤック(神奈川県鎌倉市)が昨年12月にリリースした、「こえ」(音声データ)を投稿・公開することができる音声専門のコミュニティサイト「こえ部」が、各種掲示板やユーザー(部員)のブログなどの口コミで、盛り上がりをみせている。

こえ部(http://koebu.com/)。「こえ部」に登録された声を再生できるブログパーツも配布
「こえ」に関するコミュニティや掲示板は他にもいくつかあったものの、通常、録音や再生にはソフトのインストールが必要だった。「こえ部」では、Flash技術を使ってブラウザ上に音声レコーダーを設置することにより、簡単な音声録音を可能にした。また、Flashとjavascriptを連携し、ブラウザ上の音声プレイヤーでは視覚的にわかりやすいUIを開発した。
この、手軽な録音・再生が大きな特長と言える「こえ部」、無料の部員(=ユーザー)登録をすることで、「元気になれる言葉をください」「告白の台詞は?」などのお題に対して自分の声を投稿したり他のユーザーの声を聞くことができるだけでなく、お気に入りの部員を登録して新着「こえ」のお知らせを受け取ったり、コメント履歴を残せたり、といった便利なマイページ機能も利用可能になる。
リリースから1週間も経たないうちに、ミクシィ内にユーザー主導のコミュニティが立ち上がり、ミクシィニュースでも取り上げられ話題に。その後も、部員のブログや掲示板などから、口コミで着実に広がっている。
ユーザーの多くは、プロの声優や演劇を志す若年層。今後、声優を育成する教育機関や、アニメ業界、演劇業界など、「こえ」に関連する企業や団体との提携を促進し、サイト上公開オーディションやスカウトなどにも使ってもらいたい考え。最大五分の録音も可能なことから、歌手を目指す人や発掘する企業にも広がるのではないだろうか? また、将来的には携帯からの利用も視野に入れていくという。
「こえ部という部活動のようなネーミングが良かったようで、みんなで盛り上げていこうという雰囲気ができあがっています」と、同社広報部の松原氏が語るように、サイト内では部員同士が「こえ部に入部して変わったこと」など身近な話題を共有している。
同社は、1平方センチメートルあたり3円で絵を測り売りするART-Meterというサイト(http://www.art-meter.com/)も運営し、画家の卵を支援してきた実績もあり、「こえ部」においてもユーザーが増えた際のライティング機能強化には信頼がおける。ここから有望な「こえ」の新人が生まれるのは今年だろうか?
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福士由紀
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