世界最大の家電見本市であるCESの開幕を目前にした日本時間1月5日朝、米国映画配給会社のひとつであるワーナー・ホーム・ビデオが、発売するソフトをBD(Blu-ray Disc)に一本化することを発表した。ワーナーはこれまで、HD DVDとBDの両フォーマットを販売してきたが、昨年の販売数でBDフォーマットの売上が全HDパッケージソフトの2/3を占めるようになったことで、BDへの一本化を決定したようだ。
HD DVDを発売している映画会社はユニバーサル、パラマウントが残っているが、パラマウントは「ワーナーがBDを支持した場合はHD陣営から離脱できる」条件を契約時に結んでいると言われており、今回のワーナー離脱でBDフォーマットへ移る可能性は高い。さらにユニバーサルのHD DVDとの独占供給契約はすでに期限が切れており、更新されないだろうと言われている。ソフトウェアを供給するメジャー映画配給会社が相次いでBD陣営へと移行することで、次世代DVDの企画競争は一気に収束に向かっている。
HD陣営にあったソフトウェア、ハードウェア約130社のうち、すでに20社あまりが離脱する方針であると伝えられた。XboxではHD DVDをサポートするマイクロソフト(以下MS)も、「消費者の要望があればBDを検討する」と語っている。HD DVDを進めてきたのは東芝とMSであり、今回のMSの方針転換もBDの勝利を物語っているようにも見える。
かつてビデオテープ規格がVHS形式とベータ形式で争われたとき、機能や画質の点ではベータが勝っていたにも関わらずVHSが大勢を占めた。その理由は録画時間の長時間化やソフトウェア資産―映像産業がVHSのみを発売するようになったことなどが挙げられる。
次世代DVDの争いも、当初は話し合いによって規格の統一をはかるという方向で進められていたが、製品化時にも決着がつかぬままだった。しかしBD陣営のソニーがプレイステーション3のドライブにBDを採用したことなどからもBDのシェアが90%以上と非常に高く、レンタル市場でも米国ではすでにBD支持を表明しているところもあった。
次世代DVDがいまひとつ普及しないのは、対応するTVが少なかったことなども理由に挙げられるが、やはり将来の規格がどちらに統一されるか分からないことから買い控えが起こっていたことは明らかである。2011年の地上波デジタル化に向けてハイビジョンTVが急速に普及する現在、対応記録媒体が決まらないままではみすみすビジネスチャンスを逃してしまうことになる。市場のためにもユーザーのためにも、規格の一本化は急務だ。
CES会場での両陣営のブースでは、HD DVDはタイトル数の多さを紹介するこれまでの展示会と同じような構成であるのに対し、BD陣営はネットワーク機能「BD-LIVE」やインタラクティブ機能「BD-J」などを紹介し、より次世代プレイヤーであることを強調する展示内容となっていたようだ。企画面でも一歩リードするBD陣営の勝利はほぼ確定と見て良さそうだ。
HD DVDを発売している映画会社はユニバーサル、パラマウントが残っているが、パラマウントは「ワーナーがBDを支持した場合はHD陣営から離脱できる」条件を契約時に結んでいると言われており、今回のワーナー離脱でBDフォーマットへ移る可能性は高い。さらにユニバーサルのHD DVDとの独占供給契約はすでに期限が切れており、更新されないだろうと言われている。ソフトウェアを供給するメジャー映画配給会社が相次いでBD陣営へと移行することで、次世代DVDの企画競争は一気に収束に向かっている。

昨年のCEATECではまだ、同規模のブースを構えて覇権を競っていた両陣営。今回が決定打になるか?
HD陣営にあったソフトウェア、ハードウェア約130社のうち、すでに20社あまりが離脱する方針であると伝えられた。XboxではHD DVDをサポートするマイクロソフト(以下MS)も、「消費者の要望があればBDを検討する」と語っている。HD DVDを進めてきたのは東芝とMSであり、今回のMSの方針転換もBDの勝利を物語っているようにも見える。
かつてビデオテープ規格がVHS形式とベータ形式で争われたとき、機能や画質の点ではベータが勝っていたにも関わらずVHSが大勢を占めた。その理由は録画時間の長時間化やソフトウェア資産―映像産業がVHSのみを発売するようになったことなどが挙げられる。
次世代DVDの争いも、当初は話し合いによって規格の統一をはかるという方向で進められていたが、製品化時にも決着がつかぬままだった。しかしBD陣営のソニーがプレイステーション3のドライブにBDを採用したことなどからもBDのシェアが90%以上と非常に高く、レンタル市場でも米国ではすでにBD支持を表明しているところもあった。
次世代DVDがいまひとつ普及しないのは、対応するTVが少なかったことなども理由に挙げられるが、やはり将来の規格がどちらに統一されるか分からないことから買い控えが起こっていたことは明らかである。2011年の地上波デジタル化に向けてハイビジョンTVが急速に普及する現在、対応記録媒体が決まらないままではみすみすビジネスチャンスを逃してしまうことになる。市場のためにもユーザーのためにも、規格の一本化は急務だ。
CES会場での両陣営のブースでは、HD DVDはタイトル数の多さを紹介するこれまでの展示会と同じような構成であるのに対し、BD陣営はネットワーク機能「BD-LIVE」やインタラクティブ機能「BD-J」などを紹介し、より次世代プレイヤーであることを強調する展示内容となっていたようだ。企画面でも一歩リードするBD陣営の勝利はほぼ確定と見て良さそうだ。
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矢橋司
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