ガイアックスが手嶋屋と協業し「SNS監視 for OpenPNE」開始

2008年07月15日(火)

[ 91 号]

 ガイアックスは手嶋屋と協業し、投稿監視サービス「SNS監視 for OpenPNE(オープンピーネ)」を開始した。手嶋屋のオープンソース方式SNSエンジン「オープンピーネ」のために、同社が独自開発した監視専用ツールをカスタマイズしたもの。24時間365日の有人監視体制で、月額5万円から提供する。

このサービスは突然の監視件数増加にも対応可能なリソースを保持。また、ガイアックスの数々の監視実績に基づくノウハウも心強い (http://www.openpne.jp/service/snskanshi/より)

このサービスは突然の監視件数増加にも対応可能なリソースを保持。また、ガイアックスの数々の監視実績に基づくノウハウも心強い (http://www.openpne.jp/service/snskanshi/より)


 「掲示板やSNSなどで忌まわしい書き込みが跡を絶たず、現実に秋葉原の事件も起こってしまった。今、あらゆるコミュニティサイト運営者には早急な対応が求められている」(ソリューションシステム事業部オンラインマーケティング部・江戸浩樹氏)。もはや企業が危険性のある書き込みに対し、積極的にリスクを排除し監視を行うことは、最大の責任事項といってもいいだろう。しかし、問題なのは、悪質な書き込みが夜間や休日に行われることが多く、既存のシステムと人員体制では拾い切れていない点にある。つまり、どんなに優れたシステムでも画像や文脈判断などに目視は付いて回り、そこで求められるのが、有人作業を最大限に効率化する監視サービス・ソリューションなのである。

APIを利用、特許も申請中

 「フィルタリングシステムで決定的なものはまだ出ていない。このシステムも絶対ではないが、削除すべき内容を迅速かつ、確実に発見するための大きな手助けになると考えてほしい。APIを介してコミュニティシステムと連動させる独自の監視方法として、現在、特許を申請している。目視にあたるスタッフにとって、理想的なインターフェースを採用し、機能性、操作性にも優れているのが特徴。テキストコンテンツにはNGワードフィルタを用い、不適切な文字列を抽出するため、監視コストの削減につなげることもできる」

 また「オープンピーネと組み合わせたことにも大きな意義がある」と同氏は話す。オープンピーネの月間ダウンロード数は6000~7000。推定ユーザー数は300万IDで、3万以上ものSNSに使われている。つまり、いま最も広く使われているエンジンに対応することだけで、それだけ汎用性が高くなるわけである。「ベースとなっているシステムは他のSNSエンジンとも親和性が高く、大手サイトからも問い合わせが増えている。オープンピーネから開始したのは、最も重要性を感じているから。今後は他とも連携しなければならないし、そのための準備は整っている」

 昨年から総務省が主体となって開催されている「次世代の情報セキュリティ政策に関する研究会」は、今月2日で第10回を迎えた。ここでは未成年フィルタリング規制制度や、プロバイダの責任と処罰を定める法案、出会い系サイトの規制法改正などが検討されており、コミュニティサイトの管理体制整備が義務化されるのは時間の問題だろう。こうした中、ガイアックスは学校裏サイトの発見から継続監視を行う「スクールガーディアン」なども提供しており、各方面から高い評価を得ている。健全なサイト運営のため、これからいっそう同社のソリューションに対する期待が高まることだろう。
( 板垣威史 )

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